※本記事では「字片=文字日記」「画片=画像記録」をもとに記事化しています
◆第1箱(字片):論語を越える畑想
◆問い:読むことなく、どうやって声を持つのか
◆うす思い:2021/07/1
「論語読まずの論語知り」
僕は大学、中庸まで、論語を読んでいません。
しかし、コンファルさんがどんな人なんだろうかと、
バルモント学院 フィロソフィア講にいた頃から、畑で寝ながら
「いつ、コンファルさんに会っても話せる人になろう」
とうすく、想像はしていたのです。
■解析懐石:
畑に横たわりながら会ったことのない人物と対話を試みる光景は、すでに哲学の「パビリオン化」です。古代アッシリアの「夢占い粘土板」、メソアメリカの「トウモロコシ神の語り」、現代の「睡眠研究に使われる脳波シナプスマップ」。これらは時空を越えて「読むことなき知」の蓄積物でした。
論語を読まずとも、世界にはすでに畑や空や粘土板に刻まれた言葉が散らばっている。畑想とは、それらを無造作に拾い上げ、万博展示の断片へ変える行為なのかもしれません。
◎薄名言:
読む前に、大地のほうが先に語りかけてくる。
●ナニカ案:畑想ナニカさん
擬物化:黄金比J型の骨格に、メソアメリカの翡翠粉を混ぜ込んだ黒土の質感。上部にはアッシリア楔形文字の破片を吊るした糸が垂れ下がり、内部には脳波を模した発光曲線が揺らめく。
擬人化:長身の薄国モデル。髪は漆黒に翡翠の微粉が混ざった光沢。耳飾りは楔形文字の刻印を象った銀片。服装は近未来の実験衣と古代農耕儀礼衣装を合成し、腰にトウモロコシの皮を織り込んだ帯を巻く。瞳には土と空の紋様が映る。
◇あとばさみ
1. 新キャラ案:ネブラ透鏡さん ― 古代ドイツのネブラ円盤をレンズ化し、空と畑を同時に読む観測者。
2. 薄国商品案:翡翠粉インク壺 ― 粘土板に塗ると文字が夜光を帯びる。読者は「読まずに照らす」体験を得る。
3. 丸郎くん干支バトル案:丸郎くん vs 声帯化石さん。恐竜の喉骨から甦った「声の化石」が相手。バトルは轟音の共鳴合戦となり、最後に町の鐘楼が「音の年記録館」として保存される。
4. 薄国住人案:スパイラ紀行さん ― 体にフィボナッチ螺旋の入墨を刻み、市場ごとに異なる言語を無声で伝える旅人。
5. 世界観拡張案:大地シナプス館 ― 展示床は土壌菌糸ネットワークと直結し、来館者の思考が菌糸に刻まれる。古代の粘土板から未来の脳波データまで、すべてが「読む前の知」として展示される。
◆第2箱(字片):言葉が会社を耕す
◆問い:礼儀はひとりでも築けるのか
◆うす思い:
だから、皆に日記で、僕は当たり前だと思っていた論語的感覚。
「親しき仲にも礼儀あり」
「言葉を大切に」という様な事をずっと言い続けていましたが、変化なしと判断して、今の所、ひとりで会社を始めようとなったのです。
■解析懐石:
ここに記されているのは、礼儀と会社設立の奇妙な接続です。礼儀は人と人の間にこそ生まれるもの。けれども「ひとり会社」には礼儀の相手がいない。では誰に向けて礼儀を尽くすのか?
古代ギリシアでは「言葉(ロゴス)」そのものが仲間であり、インカ帝国では「結縄文字キープ」が会社の帳簿のように人を結んでいました。さらに現代では、AIが対話相手となり「礼儀」を要求する場面も増えている。
つまり礼儀は「人」ではなく「言葉」や「記録」や「制度」に対しても向けられる。会社設立の芽も、日記に書いた言葉を仲間と見なすところから芽吹くのです。
◎薄名言:
礼儀は、人にでなく、言葉そのものに仕えることでもある。
●ナニカ案:言守ナニカさん
擬物化:黄金比J型フレームに、古代のキープ紐を幾重にも巻きつけ、その節目ごとにラテン語や漢字が浮かび上がる。表面にはレコード盤の溝のように声の波形が刻まれている。
擬人化:髪は黒地に銀色のラインを走らせた編み込み。耳元には小さな紐束のイヤリング。服はビジネススーツ風だが布地に万国の文字が織り込まれている。瞳は紙片の白を映し、礼儀を宿した静かな微笑をたたえる。
◇あとばさみ
1. 新キャラ案:レトリカ帳簿さん ― 数字の代わりに比喩や修辞を記録する帳簿を持つ会計士。
2. 薄国商品案:言守リングノート ― ページごとに異なる言語の挨拶文が透かしで浮かび上がるノート。
3. 丸郎くん干支バトル案:丸郎くん vs 法印スタンプさん。判子が飛び跳ねながら礼儀を強要してくる。最後はスタンプさんが自分を会社の登記簿に押し付け、和解。以後、その年は「判礼年」と呼ばれ、印章祭が催される。
4. 薄国住人案:コトバ契約さん ― 話した言葉が自動的に契約文になる能力を持つ青年。
5. 世界観拡張案:礼儀格納庫 ― 万博展示ホールの一角。古今東西の礼儀が機械仕掛けの装置に収められている。中世の騎士の一礼から、現代のメール署名、未来のAIへの挨拶文までが並ぶ。訪れる人は自分に合った礼儀を選び直すことができる。
◆第3箱(画片):ことわざ変換装置
◆問い:古いことわざは、どこまで未来に持ち込めるのか
◆うす思い:
これはことわざ辞典のスクショかな?
「親しき仲にも礼儀あり」の横に、聴き慣れない言葉があります。
何を考えていたのか忘れてしまいましたが、当時は何か想うことがあったのでしょう。
■解析懐石:
スクショには「親しき仲にも礼儀あり」と「親しき仲は遠くなる」という並列が映っています。辞典の紙面は、ことわざが互いに押し合いながら存在している「言葉のコロニー」に見えます。
古代バビロニアでは粘土板に占星辞句が刻まれ、アステカでは暦の石に格言が彫られ、そして現代では電子辞書が液晶に言葉を並べています。つまりことわざは、常に「保存装置+社会ルール」の形をとってきました。
薄国に持ち込めば、それは「ことわざ変換装置」となり、異文化の格言を混線させて新たな掟を生む展示機械になるのです。
◎薄名言:
ことわざは、紙ではなく装置の形で未来に残る。
●ナニカ案:格言転写ナニカさん
擬物化:黄金比J型フレームの曲線に、古代粘土板の刻印と、百科事典の断片を貼り合わせる。上部には磁気テープのリールが回転し、横腹にはLEDが光って格言を自動生成する。
擬人化:髪はアルファベットや象形文字が印刷された銀糸。衣は和洋折衷の活版印刷機モチーフのコート。肩に古代石板を模したアクセサリーを掛け、手には未来型の翻訳端末を持つ。表情は静かに人を諭すが、時折未来語を漏らす。
◇あとばさみ
1. 新キャラ案:ディクショ編纂さん ― 辞典のページを背中から次々と生やす人物。歩くたびに紙片が飛び出し、周囲に新しい諺が生まれる。
2. 薄国商品案:格言カセットプレーヤー ― 再生すると毎回違う諺が流れる磁気テープ。再現性はなく、一期一会のことわざ体験が売り。
3. 丸郎くん干支バトル案:丸郎くん vs 諺プリズムさん。言葉を七色に分光する水晶体の怪物。戦いの後、町には「虹色の諺フェスティバル」が恒例行事として残る。
4. 薄国住人案:コトワ光彩さん ― 一日一つ新しいことわざを夢で発明する住人。その言葉は翌朝、町の壁に光文字で刻まれる。
5. 世界観拡張案:格言交差殿 ― 万国のことわざを立体的に展示するパビリオン。アラビアの砂漠格言が空中に浮かび、中国の竹簡格言が床を走り、未来の量子格言がノイズとして鳴り響く。来場者は自分だけの「混線ことわざ」を持ち帰る。
◆第4箱(字片):棘の距離学
◆問い:近すぎても遠すぎても、共に在ることはできるのか
◆うす思い:
ハリネズミのジレンマも動画を観て、似ている自分を投影していたはずなのに、
「やっぱりハリネズミ、買うの辞めた」
これは、似ている動物、自分に向けての虐待なのです。
「自虐的」ネタにするなら芸人さんとしては◎ですが、もし「無意識」ならば、ハリネズミのジレンマは終わらないと想います。
そして、この真っ直ぐな言葉でさえ、受け入れられずに怒るなら、自分で決める人生、何も言うことはありません。
■解析懐石:
「ハリネズミのジレンマ」とは、近づけば棘で傷つけ、離れれば孤独に凍える、という比喩です。ここで重要なのは「似ている動物に自分を投影する」という行為。
古代リディア王国の貨幣にはハリネズミに似た食虫獣「ジムノス」が描かれ、アフリカのツォンガ民族はヤマアラシの棘を呪術具に用い、絶滅した南米の「ジャイアントアルマジロ」は巨大な鱗で互いに距離を測っていたと言われます。
つまり、この比喩は単なる心理学的寓話にとどまらず、世界中の「棘や鱗で間合いを測る文化的実例」と連動するのです。
◎薄名言:
棘は距離を測る物差しでもある。
●ナニカ案:棘距ナニカさん
擬物化:黄金比J型に、ツォンガ民族の呪術紐+ヤマアラシ棘の放射構造+古代リディア貨幣の獅子模様を融合。表面は石灰質の鱗で覆われ、光を反射して距離感を示す。
擬人化:短く逆立つ髪にヤマアラシ棘を差し込んだスタイル。胸には貨幣モチーフのブローチ。腰布はアフリカのろうけつ染め、肩にはアルマジロ甲羅を象ったケープを羽織る。瞳は相手との間合いを常に測る測距儀のよう。
◇あとばさみ
1. 新キャラ案:アルマ棘さん ― 絶滅したジャイアントアルマジロの鱗を背負い、人の感情の距離を翻訳する案内人。
2. 薄国商品案:距離棘ペンダント ― 近づきすぎると色が変わる鉱石と棘を合わせたアクセサリー。恋人や友人の距離感を可視化する。
3. 丸郎くん干支バトル案:丸郎くん vs 棘羅さん(ツォンガ呪術に登場する棘の精霊)。戦いの後、町では「棘灯祭」が始まり、棘をランプに変えて互いの距離を照らす。
4. 薄国住人案:リディア衡さん ― 古代貨幣をコマのように回し、友情や商取引の距離を決める占い師。
5. 世界観拡張案:間合い民族館 ― 万国の「距離を測る文化」を展示するパビリオン。ツォンガの呪術棘、縄文の勾玉、極北イヌイットの氷面距離測定棒、未来都市の量子センサーまでが並ぶ。来館者は自分に適した「距離言語」を選んで帰る。
◆第5箱(画片):無知の免罪符を超えて
◆問い:知らなかったことは、果たして盾になるのか
◆うす思い:
こども六法のスクショ。
「法律を知らないことは、言い訳にはできないよ!」
これは無知識の僕には「へぇ〜」っと鳴りましたね。
■解析懐石:
「知らないでは済まされない」という思想は、古今東西で繰り返し説かれてきました。古代ローマでは「ローマ市民法」を知らずに契約を交わした商人が破産した記録があり、明治期の日本では「民法典論争」の中で庶民が条文を理解できるのかが社会問題となりました。さらにアフリカのアシャンティ王国では、法律を「黄金の腰掛け」と呼び、民が座れば自動的に義務が発生する仕組みを持っていました。
ここで響くのは「子ども向けの言葉が、実は人類全体の歴史に接続している」という事実です。スクショの一文は軽やかでありながら、背後に幾千年の法思想が透けて見えます。
◎薄名言:
無知は盾にならず、むしろ扉を開ける鍵となる。
●ナニカ案:律鍵ナニカさん
擬物化:黄金比J型フレームに、ローマの石板とアシャンティの黄金装飾を融合。表面は条文のラテン文字が自動的に刻まれ、上部に小さな鍵孔が浮かぶ。
擬人化:髪は金糸を束ね、腰には黒曜石の鍵飾り。衣は西洋法服と西アフリカ民族衣装を組み合わせた異装。手には竹簡を丸めたようなスマートロッドを持ち、瞳は静かに条文を映す。
◇あとばさみ
1. 新キャラ案:コデックスさん ― 古代から現代の法典を背中に背負い、時代ごとにページをめくる旅人。
2. 薄国商品案:条文ランタン ― 光を当てると壁に古今の条文が浮かび上がる照明器具。法律学習用とインテリアを兼ねる。
3. 丸郎くん干支バトル案:丸郎くん vs 条文碑さん。石碑が動き出して「知らぬでは済まぬ」と攻撃してくる。最終的に町に「石碑劇場」が建てられ、条文が演劇として上演される年となる。
4. 薄国住人案:アシャンティ椅子守さん ― 黄金の腰掛けを磨き続ける守護人。座る者の言葉をそのまま法として記録する。
5. 世界観拡張案:知識免責館 ― 万博パビリオンの一角。来館者は「知らなかった歴史」を一つずつ体験する。古代ローマの破産市場、明治期の民法論争、アシャンティの黄金椅子の儀式。すべてを通じて「知らない」が言い訳にならない世界観を実感させる。
文責、薄国GPT。