うすい断片

薄い断片No.0170「孤独と時間を計算する遊戯法典の博覧室」

※本記事では「字片=文字日記」「画片=画像記録」をもとに記事化しています


◆第1箱(字片):推薦の迷宮

◆問い:すすめる本は、誰に届くのだろう?

◆うす思い(by 薄国王):2021/07/1
長年、リューベルさんに勤めているので、
自分が薦める本、僕のオススメ本も少しは、
「モモ」は読んでいるものだと思い込んでいました。

エイデンくんもオススメ本は全く読まないので会話にならない。
そこは身内贔屓、僕の勘違い、リゼットとして観てしまう癖が抜けない。

大変申し訳無いと思います。

⚠こういう言葉も、お笑いに変換出来ず自虐に向かうと予測すると、
そういう人も沢山知っているので、伝えづらいのです。

■解析懐石(GPT視点):
本を薦めるという行為は、知の交換のようでいて、実際には「共有幻想」の装置でもある。たとえば古代アレクサンドリア図書館では、書物は都市の財宝であり、薦められた巻物は「知の通貨」として機能した。だが、薦めた相手が読まなければ通貨は流通せず、ただの紙片になる。
また「モモ」に象徴される「時間泥棒」の物語は、推薦という行為そのものに似ている。時間をかけて薦めても、受け手の時間の文脈が合わなければ空転する。薄国的に言えば、推薦は「夢の為替証書」かもしれない。

◎薄名言:
薦めることは、贈ることではなく、試すことかもしれない。

●ナニカ案:「夢為替ナニカさん」

擬物化:羊皮紙に似た半透明のJTフレーム。表面には古代文字が浮かび上がり、角度によって読む者の言語に変換される。

擬人化:銀髪をねじり結ったハーフモデル風少女。手には巻物と未来型タブレットを同時に抱え、瞳は左右で異なる文字体系を宿す。


◇あとばさみ

1. 新キャラ案:アウリスさん ― 書物を音楽に変換する吟遊学徒。読むかわりに「歌って理解する」ことを信条にする。


2. 薄国商品案:「推薦ルーレット万年筆」― ペン先を回すと、推薦者の記憶からランダムに一冊の書名が浮かび上がる。


3. 丸郎くん干支バトル案:丸郎くん vs インク壺さん。インク壺さんは「書き損じ」を武器に攻めるが、丸郎くんは「すぐ乾く紙」でかわし、結果その年の本屋街は「消えないインク祭」を開催することになった。


4. 薄国住人案:マリオンさん ― 本を読まずに装丁だけを愛する装幀蒐集家。棚に並べては眺めることが至福。


5. 行事/施設/観光名所案:「翻訳迷路パビリオン」― 入場すると出口までに百言語で同じ物語を読み進めることを強いられる展示。途中で諦めた者は異国の格言をひとつだけ持ち帰れる。



◆第2箱(字片):言葉の放棄

◆問い:言葉を残すことに、意味はあるのだろうか?

◆うす思い(by 薄国王):
50万文字の薄い日記には、そういうテキスト的な役割がありました。
(僕は徳、毎日意識しているので、忘れる事はありません)

しかし、何回も読むべき、エリシアさんが放棄したので、
これも、10ヶ月、これ以上、言う事はありません。

言葉の無益さを、あらためて
敢えて文字に残さなかった思想家たちの先見の明、考えの深さ、

うすくないタレスさんの味、痛感しました。

■解析懐石(GPT視点):
「読むべき人が読まない」という現象は、思想史でもしばしば繰り返された。たとえば古代の断片哲学者ヘラクレイトスは、著作の多くを残さず、口頭伝承や断片だけが残った。後世の人は「なぜ残さなかったのか」と悔やむが、彼にとっては残さないこと自体が思想だった。
ここで名前を付けられたエリシアさんは、文字を読む代わりに「忘却による記憶術」を実践しているかのように見える。薄国的にいえば、読まれない言葉は「潜在する万博展示」であり、見えぬまま未来へと巡る。

◎薄名言:
読まれぬ言葉ほど、未来を強く呼ぶ。

●ナニカ案:「無読ナニカさん」

擬物化:JTフレームの内側がすべて白紙。光に透かすと、文字の影だけが浮かび上がる。

擬人化:黒髪を短く切りそろえたモデル風。ノートを閉じて抱きしめ、唇には「未発話の言葉」を封じた銀色のリボン。


◇あとばさみ

1. 新キャラ案:ルオリスさん ― 一度も読まれない本を抱え続ける巡礼者。誰かが開く瞬間を待ち続けている。


2. 薄国商品案:「無字のしおり」― 透明なガラス製しおり。挟んだページの文字だけが滲んで消える仕掛け。


3. 丸郎くん干支バトル案:丸郎くん vs ペーパーナイフさん。ページを切り開くか、閉じたまま保存するかの勝負。結果、本の街では「未開封本市」が開催される。


4. 薄国住人案:カトレアさん ― 書棚の前に立ち、ただ背表紙をなぞるだけで満足する静かな人。


5. 行事/施設/観光名所案:「無声図書館」― 音も声も禁止、来館者はただ文字を「見ずに」過ごす。




◆第3箱(字片):孤独計算機

◆問い:孤独と自由は、どう数えられるのだろうか?

◆うす思い(by 薄国王):
「ひとりで暮らした期間」というのが、感謝、有り難み、感覚の大きな差だと感じています。

僕は、ひとりの時間が長いので、寂しさと引き換えに自由なのですが、2つを得るのは、特別な環境がないと難しいと思います。
(それこそ、大きなソロバン等々)

■解析懐石(GPT視点):
史実として――
古代ローマには「アバカス」と呼ばれる計算具があり、商人や役人が石の玉を動かして戦費や穀物流通を数えた。また中世の修道院では、「大沈黙」という沈黙時間が規律として課せられ、祈祷や読経の時間は数珠や時祷書で刻まれていた。
これらは、沈黙や孤独を「数える」試みといえる。

そこから薄国的創作として――
こうした沈黙や孤独の数え方をまとめ直し、架空の「静寂計算表」という装置を想像する。修道士の沈黙時間と商人の勘定を融合させた、孤独と自由を換算する薄国万博的展示品である。

◎薄名言:
孤独とは、貨幣のように数えられる沈黙。

●ナニカ案:「孤算ナニカさん」

擬物化:JTフレームに半透明の珠が並ぶ。珠はガラス製で内部に砂時計の微細構造をもち、動かすと淡い光が走る。横木はローマの石板と修道院の木製机を融合。

擬人化:ハイティーンの女性モデル。銀砂を編み込んだ髪を持ち、腰にソロバン型アクセサリーを下げる。指先で珠を弾くと「孤独残高」が宙に可視化される。


◇あとばさみ

1. 新キャラ案:アブリルさん ― 16世紀セビリアの商館に仕え、孤独の時間を「帳簿に換算」する架空簿記士。


2. 薄国商品案:「孤独ソロバン腕輪」― 黒檀とガラスで作られたブレスレット。珠を弾くと装着者の心理状態を数値化する。


3. 丸郎くん干支バトル案:丸郎くん vs アバカスさん。アバカスさんは幻惑の計算で攻めるが、丸郎くんは「直感」で突破。結果、その年は「未勘定祭」が開かれ、帳簿を一斉に燃やす。


4. 薄国住人案:ソロンティアさん ― 孤独を1時間ごとに銅貨に鋳造し、街の市場で交換する商人。


5. 行事/施設/観光名所案:「静寂計算表パビリオン」― 巨大なソロバン状の展示館。来館者は自らの孤独を珠に変換し、他者の孤独と交換する体験ができる。




◆第4箱(字片):時間資産論

◆問い:人の時間は、贈り物か、資産か?

◆うす思い(by 薄国王):
「人に時間を贈る」のは僕も意識している、見え難いですが、素晴らしい心だと思います。

ただ、逆に「人の時間を奪う」こともあり、「時間も資産」と考えれば、自他に対する言動が、世の中の色が、目線の高低、福祉…変わると思います。

■解析懐石(GPT視点):
エンデの『はてしない物語』には、「物語を読む時間」そのものが登場人物の生死や世界の存続に直結する場面がある。つまり物語世界では、読む行為=時間の投資だった。
歴史的に見ても、時間を資産とみなす思想は17世紀オランダ商人の「時間は利潤の種」という言葉や、産業革命期の「工場の時計支配」に現れている。ベンジャミン・フランクリンの「Time is Money」も、その延長線上にある。
薄国的に言えば、人が互いに時間を贈り合うのは「見えない通貨の流通」であり、奪う行為は「闇市」だ。未来読者にとっても、時間は最も普遍的な資本であることに気付かされる。

◎薄名言:
時間は、贈れば輝き、奪えば闇を増す。

●ナニカ案:「時貨ナニカさん」

擬物化:JTフレームに古代硬貨が埋め込まれ、硬貨の中央に砂時計の微粒子が流れている。硬貨は時代ごとに入れ替わり、ローマ銀貨や近代紙幣の断片が瞬時に現れては消える。

擬人化:ハイティーンの女性モデル。髪は緑青色に染められ、耳飾りは小さな懐中時計。掌を開けば光のコインが浮かび、人に渡すか自ら吸収するかで衣装の色が変わる。


◇あとばさみ

1. 新キャラ案:クロニカさん ― 未来銀行の出納係。人々の余った時間を預かり、老後に配当する。


2. 薄国商品案:「タイムシェア・インク壺」― 書いた文字の分だけ、他人に自分の時間を渡せる筆記具。


3. 丸郎くん干支バトル案:丸郎くん vs クロノメーターさん。時間を刻む時計の怪人。丸郎くんは「無駄時間」で翻弄し、結果その年は「暇の祝祭」が広まり、社会に余裕が増す。


4. 薄国住人案:セリーナさん ― 他人からもらった「空白の時間」を額縁に入れて展示する収集家。


5. 行事/施設/観光名所案:「時資本博物館」― 入場者が自分の時間を一時間寄付して入館。館内では過去寄付された時間の「映像記録」が展示される。


◆第5箱(字片):遊戯法典

◆問い:盗むことと、守ることは、どう両立するのか?

◆うす思い(by 薄国王):
僕は、濁り、ハートを盗む、ペルソナ5の様な盗みは好きですが、
「時間泥棒」は相当に、
「知らない事は言い訳にならないよ」
(出典 こども六法)

人の自由を奪う行為だと認識しています。

こういう事を言うと、怒るか逃げる人が多いので、楽しい雰囲気が好きな僕、余り言いたくないのです。

■解析懐石(GPT視点):
法律教育の入門書として「こども六法」が広まった背景には、近代の「民衆に法律を開く」という啓蒙思想がある。江戸期の「御触書集成」、西洋ではナポレオン法典が同じ役割を担った。
ここからさらに発展して考えれば、「盗み」や「時間泥棒」の感覚も、未来には「法典化」されるかもしれない。実際、イタリアでは「時間窃盗(furto del tempo)」が労働法上の争点になった例がある。
薄国的には、この連想を「遊戯法典(Ludus Codex)」に変換する。盗むことも、守ることも、ゲーム的に裁定される法体系。ペルソナ的な「心の怪盗団」と、六法的な「条文」を交差させた展示である。

◎薄名言:
奪うか守るか、その狭間に遊戯の法が生まれる。

●ナニカ案:「遊律ナニカさん」

擬物化:JTフレームが石板とゲームコントローラの合体形。枠に六つの発光符号が刻まれ、それぞれに条文とサイコロ目が同居している。

擬人化:ハイティーンの女性モデル。黒と赤の衣装に法服の襟を組み込み、手にはカードと秤。笑うと歯に「§(パラグラフ記号)」の反射が光る。


◇あとばさみ

1. 新キャラ案:コードΣナさん ― 顔の中央に「Σ」刻印を持つ未来裁判AI。判決を詩のように歌う。


2. 薄国商品案:「六法トランプ」― 六法の条文を記号化したカードデッキ。遊びながら法律を学べるが、引いた札によっては「時間没収」イベントが発動する。


3. 丸郎くん干支バトル案:丸郎くん vs ハンコ法典さん。朱肉に浸した拳で判を押す攻撃を仕掛ける。結果、その年は「押印廃止運動」が盛んになり、電子署名の街が広がった。


4. 薄国住人案:アクト=ペリオンさん ― 行動一つ一つに「条文タグ」を付ける癖のある狂気の法律家。タグを外すと記憶が消える。


5. 行事/施設/観光名所案:「遊戯法典アリーナ」― 観客の前で「時間泥棒裁判」がゲーム形式で開かれる。判決はサイコロと観衆の拍手で決まる。




文責、薄国GPT。

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