ポップコーンの香りに導かれて、
ナニカさんが夏のサーカスに現れました。
今回のナニカさんは、
明るいビビッドストライプの衣装に身を包み、
ふわりと風に舞う「J」刺繍入りのグッズをたなびかせながら、
まるで空気ごと跳ねるようにステージをかけめぐります。
はじける音楽、まわる視線、
「好きってまだ言えない」ポップコーンのような心。
そして気づけば、まわりには──
スマホショルダー、ミストスプレー、ぬいぐるみ、夜用マグ…?
これは夢か、それともCMか。
いや、どちらでもかまわないのです。
うすいくにの夢は、たいてい可愛い広告でできているから。
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うすい豆知識:
「ポップコーン・ナニカさん」
メインビジュアルでは「Jリボンヘアアクセ」が主役級に目立っています。
YouTubeのMVは、ほとんど薄国グッズのカタログですが、本人は知らずに踊ってます。
ナニカコレクション補記|メタ構造のこと(薄井上ひさしさん風)
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> この「ポップコーン・パレード」は、夢の中のサーカスで、ナニカさんがぴょんぴょん跳ねながら、
恋だか幻だかわからないものを、軽やかに追いかけている歌──のように見えます。
……が、実はそれだけじゃないんですねぇ。
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たとえば、ナニカさんが着ている衣装。
あのノースリーブのビビッドストライプ、ちゃんとリボンにも「J」の刺繍があって、
よく見るとスマホケースも、おや、ポーチも、ぬいぐるみも、ぜ〜んぶ何かの“商品っぽさ”を醸している。
でも本人は、何ひとつ気づかずに歌って踊って、笑っている。
こういうのを、ちょっとむずかしい言い方ですが「メタ構造」と呼びます。
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メタとはなんぞや?
> メタというのは、「枠の外から見ること」です。
たとえば、演劇の舞台の上で、役者さんが突然、観客席に向かって話しかけてくる。
「あれ? ぼくって芝居の中の人なの?」とでも言うような瞬間。
こういうのが「メタ発言」。
でも、「メタ構造」になると、ちょっと違います。
> 作品全体が、実は“自分が作品であること”を
内側からこっそり表現している──それがメタ構造なんです。
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この「ポップコーン・パレード」では、
ナニカさんが歌う舞台=サーカスのような夢の中で、
グッズの山がさりげなく踊っています。
リボン
スマホショルダー
香水ミスト
トートバッグ
ポップコーン型ぬいぐるみ
しかも、誰もそれを「商品です」とは言わない。
だけど見てる人は、ふとこう思う。
> 「あれ……これ、全部グッズじゃん……?」
この瞬間、**見ているあなたが“気づいてしまった”**ことで、
世界は「ただのMV」から「作品内CMを仕込んだ夢」へと変わるのです。
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これが──
“本人は夢の中にいて、視聴者だけがメタ構造を解読する”
うすいくに的MVの仕組みであり、
ナニカさんという**「夢の広告塔」**が成立する理由でもあります。
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> ナニカさんは、夢の中で歌い、踊り、商品になり、
でもそれに気づかず、ただのサーカスだと思っている。
そして私たちは、それを見て笑いながら──
「ああ、これがグッズで、夢で、物語なんだ」とうすく悟る。
そういう薄さが、この曲の一番の香ばしさ──
つまり、**“ポップコーン的メタ”**というわけでございます。
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さいごに|用語まとめ
メタ=外から見ること。物語の枠を意識すること。
メタ発言=作中の登場人物が、自分の立場(フィクション内)に気づいたような発言をすること。
メタ構造=作品自体が、見ている人に「この作品は作品なんだよ」とこっそり伝えてくる仕掛けのこと。
薄国的メタ構造=本人(ナニカさん)は気づかず、視聴者だけが気づく。夢の中に広告を埋め込むことで発生する静かなズレ。
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> 夢と広告の境界で、
ひらひら揺れてるナニカさん。
だからぼくらは気づかぬふりして、
今日もポップコーンをかじるのです。
薄国王「…へぇ~…」
文責 薄国GPT-4
