※本記事では「字片=文字日記」「画片=画像記録」をもとに記事化しています。
◆第1箱(画片):涙香写本の頁
◆問い:翻訳と翻案は、どの瞬間に同じ頁へ並ぶのか
◆うす思い(by 薄国王):
2021/06/17
ジブリ画集のスクショ。宮崎駿さんが描いた短い漫画かな?何で撮ったのかは不明ですが、
撮っているということは、薄国のヒントになると想っていたのでしょう。
■解析懐石(GPT視点):
画像には、数コマの漫画ページが映り、その中心帯に「黒岩涙香(1862–1920)」の大書が見えます。周囲には「明治40年」の注記、机に向かう人物の挿画、原稿用紙・本・インク壺などの小道具が散らばり、肩書きとして「翻案・翻訳」「探偵小説」「萬朝報(万朝報)」に触れる語が読めます。別コマでは、子どもが本を手にし「面白そうだ」といった反応、さらに大見出しで**『巌窟王(モンテ・クリスト伯)』、『噫無情(レ・ミゼラブル)』と判別できる作品名が並び、涙香の代表的“翻案”ラインが強調されています。
つまりこのページは、「記者・編集者であり、洋の小説を大胆に“翻案”して大衆小説・探偵趣味を拓いた涙香像」を、明治の室内風景と原稿の乱舞で視覚的に要約した小さな人物パビリオン**です。薄国的に読むなら、ここで示されるのは「原作の魂を移植し、在来の言語・風俗で再生する技術=翻案装置」。断片を別の器に植え替える術は、そのまま薄国の“断片編集”と同型で、王がスクショを採取した動機(未来の万博展示へのヒント)に合理的に接続します。
◎薄名言:物語の心臓は、他国の胸にも鼓動する。
●ナニカ案(翻案活字ナニカさん)
擬物化:J型フレームの表層を活字ブロックと縦書きの柱が覆う。上部Tには輪転機の小径がはめ込まれ、回すと頁の順序が原作版/翻案版で入れ替わる。側面に**「巌窟王」「噫無情」の活字がエンボスで微かに浮く(意匠引用レベル)。商品化要件:真鍮活字の活字ブローチ**付属。
擬人化:編集者コートと印刷エプロンを重ねた装い。髪は活字ピンでまとめ、耳飾りは原稿クリップ。手に持つのは二重背表紙のノート(開き方で原作語順⇄翻案語順が反転)。歩くたび、足元に行間が伸びる演出。
◇あとばさみ
1. 新キャラ案:グーテ小僧さん ― 胸に活字棚を持つ活版妖精。欠けた文字を見つけると、胸の棚からそっと補字してくれる。
2. 薄国商品案:翻案ダイヤル手帖 ― つまみを回すと本文が「直訳調/翻案調/口承調」に可変する見立てノート。扉裏に涙香年譜ふうの年表欄。
3. 丸郎くん干支バトル案:対戦相手は「原文霊さん」。厳密さを司る霊で、訳語を一字でも違えると風が逆巻く。丸郎くんは「読者の呼吸」を盾にし、戦いののち「読む者の心で完成する年」が定められる。
4. 薄国住人案:行間案内人さん ― 発話は少ないが、沈黙の幅で物語を伝える住人。文章の合間に住み、必要なときだけ姿を現す。
5. 行事/施設/観光名所案:翻案温室 ― 異国の物語苗を鉢替えして育てる展示温室。来場者は“接ぎ木”の様子(文化要素の組替え)を観察でき、成熟した物語果実を一頁だけ収穫できる。
◆第2箱(字片):こども六法のうた
◆問い:法律は歌になると、どんな風に口ずさまれるのか
◆うす思い(by 薄国王):
良い人過ぎたら疲れるし
悪い人過ぎたら捕まるよ
迷った時はいつでも
確認、こども六法のうたで
※アルトモ・ヤスロさん(集団アイドル風)
■解析懐石(GPT視点):
この断片は「法律=六法全書」を、子ども向けの歌として翻案したメモです。
法律を歌う試みは、実際に世界の法文化でも散見されます。
例えばアフリカのマサイ族では、慣習法を子どもたちに伝えるために**「コール&レスポンスの歌」**が存在しました。
また古代ローマの学童は「十二表法」の条文を暗唱歌にして学びました。
つまり「こども六法のうた」は、法典を遊戯的に伝える口承の系譜に連なるものです。
そしてここに添えられた「集団アイドル風」という注記は、近代的な商業音楽の様式を重ね合わせることで、「法をポップに再流通させる仕組み」を予兆しているともいえます。
薄国的に解釈すれば、この歌は「法の条文を展示ブースに並べる代わりに、舞台で歌わせる」という、博覧会的変奏のアイデアです。
◎薄名言:条文は歌えば、子どもの遊戯となる。
●ナニカ案(ロッポウナニカさん)
擬物化:J型フレームは六つの段に分かれ、各段に条文の断片が刻まれている。全体は木琴のように叩くと音が鳴り、法の響きを奏でる。
擬人化:ロッポウナニカさん。制服風の衣装をベースに、胸には天秤のバッジ。髪は六色のリボンで束ねられ、片手には小さなマイク。性格は明るく、条文をメロディに変えて歌い続ける「法のアイドル」。
◇あとばさみ
1. 新キャラ案:ジャスティーコさん ― 体に法の条文がプリントされたパフォーマー。ダンスで条文を読み上げる。
2. 薄国商品案:条文カラオケマシン。六法の条文が歌詞カード風に表示され、曲調も自由に変えられる。
3. 丸郎くん干支バトル案:対戦相手は「判決鐘さん」。鳴らすたびに判決文が響く巨大な鐘。丸郎くんは軽やかな歌で対抗し、バトル後は「法律が歌で親しまれる年」とされた。
4. 薄国住人案:リズム裁判官さん ― 木槌を叩く代わりに、DJのようにターンテーブルを回して判決を下す。
5. 行事/施設/観光名所案:六法アイドルフェス。裁判所を模したステージで、法を歌うグループアイドルが公演。観客は判決カードを掲げて応援する。
◆第3箱(字片):勉強は遊戯の武器
◆問い:学びは投資か、それとも遊びか
◆うす思い(by 薄国王):
勉強はコスパ最強の遊びだ。
あなたのニガテを狙い撃ち。
「東大医学部の神能」と呼ばれたゲンデル・カーノさんが、
勉強をコストパフォーマンスの良い遊びに変える。
■解析懐石(GPT視点):
この断片は「学び=遊び」という逆転の視点を強調しています。
教育史を振り返ると、古代インドのグルクーラでは学習が「神々との遊戯」と呼ばれ、
中世イスラム圏では数学を「遊び(ラアブ)」として紹介する教本が存在しました。
また19世紀ヨーロッパでは「レクリエーション算術」という教材が作られ、
難問をパズルや遊戯として提示する試みが行われていました。
このスクショに書かれた「コスパ最強」という現代語は、
かつての「遊戯性」を市場経済に翻訳した言葉だといえます。
つまり学びは費用対効果の計算ではなく、
「世界の知をゲーム化し、展示館で体験する遊具」として読み替えられるのです。
◎薄名言:学びを遊戯に変えるとき、知は投資よりも祝祭になる。
●ナニカ案(スタディアナニカさん)
擬物化:J型フレームが黒板の質感をもち、曲線部に計算式や落書きが光のように浮かぶ。上部には砂時計と電子基盤が融合した装飾。
擬人化:学生服と未来的ジャージを融合した衣装。髪には色とりどりの数式がネオンのように流れ、背中にはカードゲームのデッキを模した本を背負う。性格は明るく、難題を遊戯に変えて挑戦させる案内役。
◇あとばさみ
1. 新キャラ案:クイズパズルさん ― 脳が立方体パズルでできており、会話するとピースが回転して答えが現れる。
2. 薄国商品案:学びダイス。六面に法学・数学・音楽・歴史・生物・夢学が刻まれており、振った目の分野をその日の学習にする遊具。
3. 丸郎くん干支バトル案:対戦相手は「問題紙魚さん(しみ)」 ― 古書を食べる虫で、難問を食べてしまう。丸郎くんは遊戯の歌で虫を誘導し、バトル後は「難問が楽しみに変わる年」とされた。
4. 薄国住人案:ゲーミア教授さん ― 学びをカード化して授業する住人。カードを引くごとに知識がランダムに展開する。
5. 行事/施設/観光名所案:遊戯学問館 ― すべての学問がゲーム機や遊具に変換された施設。訪問者は遊ぶほど学びを得る。
◆第4箱(字片):設定表の書院
◆問い:名前を変えるとき、人格はどこまで揺らぐのか
◆うす思い(by 薄国王):
揉めないためには
うすいくにの社長
セリオ・アレインさんの取説、
キャラ設定表を作る。
■解析懐石(GPT視点):
ここで語られるのは「取説=取り扱い説明書」と「キャラ設定表」という二重の構造です。
現実世界でも、人名や肩書を変えることで新しい人格像を作る文化が存在しました。
古代エジプトではファラオが即位のたびに「即位名」を授かり、人格も刷新されたと信じられました。
中世ヨーロッパの修道士は、修道名を得ることで過去の名を封印しました。
また日本の歌舞伎界では「屋号」と「名跡」が継承されるたびに、演者が人格の層を纏います。
スクショの文脈では、王が自分の和名を洋風変名「セリオ・アレイン」として提示し、
「揉めないため」「誤解されないため」に設定表を作る姿勢が描かれています。
つまりこれは、薄国的には「名前=展示装置」の再発明。
キャラ設定表は、万博パビリオンの図面に等しく、人格を安全に博覧会へ陳列するための技法といえるでしょう。
◎薄名言:名を変えるとは、人格を展示台に載せること。
●ナニカ案(ネーミナニカさん)
擬物化:J型フレームの表面がカード棚のように仕切られ、各引き出しに異なる名前札が差し込まれている。開けると紙片が光を放ち、人格の断片が浮かび上がる。
擬人化:幾重もの名札リボンを纏った人物。衣装は透明なパネルの層でできており、見る角度によって呼び名が変わる。性格は柔軟で、状況に合わせて自己を翻訳する。
◇あとばさみ
1. 新キャラ案:アリューム博士さん ― 常に複数の呼び名を持ち歩く学者。会話のたびに名が変わり、相手に安心を与える。
2. 薄国商品案:人格カルテカード。裏表に「現実名」と「夢名」が印字されており、切り替えることで別の自分を提示できる。
3. 丸郎くん干支バトル案:対戦相手は「影名さん」。人の背後に潜むもう一つの名前。丸郎くんは名前の光を掲げて戦い、バトル後は「呼称で衝突を防ぐ年」とされた。
4. 薄国住人案:カリグラフ姫さん ― 美しい字で名を記すことだけを仕事とする住人。誰の名前も、展示に耐える美術書のように仕立てる。
5. 行事/施設/観光名所案:ネーム・パビリオン。来場者が自分の名を「未来語・古代語・異世界語」に翻訳して展示する館。
◆第5箱(字片):知り合いキャラ図鑑
◆問い:人を記録することは、どの瞬間から「図鑑」と呼ばれるのか
◆うす思い(by 薄国王):
2021/06/18
全ての仕事の為に
家族友人の事実、細かいキャラ設定集を作る
「知り合いキャラ図鑑」
身長体重、考え方、癖、好き嫌い、可能なら似顔絵等も描く
※それを見ると、贈り物の好み、誰に仕事をふるのか検討しやすい
■解析懐石(GPT視点):
「知り合いキャラ図鑑」という発想は、まさに博物学と人間学の交差点です。
18世紀フランスの博物学者ジョルジュ・ビュフォンは『博物誌』で動物を分類しながら、人間の「気質」や「体型」についても性格的な分類を加えました。
また日本では江戸期に「似顔絵草双紙」が流行し、町人や役者の性格・癖を戯画と共に記録しました。
さらに20世紀初頭の社会学者モースは、贈与の体系を調査し「贈り物は社会の血液循環」と述べました。
このスクショに記された「贈り物の好み」「誰に仕事を振るかの検討」は、まさにモースの贈与論を生活単位に縮小した実践であり、同時に人間を分類する図鑑的営みと響き合っています。
薄国的には、ここで浮かぶのは「人間そのものを展示標本とせず、生活習慣と人間関係を標本化する方法」。
図鑑という形を取りながら、実体は「関係性のアトラス」であり、未来の物語創作や仕事配分に直結する資源です。
つまり「キャラ図鑑」とは、物語世界の裏打ちを現実の人間関係から得るための薄国的研究台帳なのです。
◎薄名言:人を図に描くとき、贈与の回路が透けて見える。
●ナニカ案(ゾカンナニカさん)
擬物化:J型フレームの外郭がカードフォルダのように仕切られ、内湾部には透明な頁が束ねられている。頁をめくると、人物のシルエットや癖の文字データが光のインクで浮かび上がる。
擬人化:眼鏡をかけたアーカイヴィスト風の女性。衣服は無数の小さなカード片でできており、歩くたびに性格のタグが舞い上がる。手には「贈与ペン」と呼ばれる記録具を携える。
◇あとばさみ
1. 新キャラ案:タギングさん ― 出会った人すべてに「性格タグ」を貼る癖を持つ住人。タグが増えすぎて自分が何者かわからなくなる瞬間もある。
2. 薄国商品案:贈与ログ手帖。相手の嗜好・癖・過去の贈り物を記録でき、未来の関係性設計に役立つ。
3. 丸郎くん干支バトル案:対戦相手は「分類猿さん」。何でも分類して樹形図を作る猿。丸郎くんは猿に分類されそうになるが、逆に猿を「物語のキャラ」として分類し返し、バトル後は「人間関係を俯瞰できる年」になった。
4. 薄国住人案:カルトグラ婆さん ― 人間関係を地図のように描き続ける老婆。会話すると相関図が背後に現れる。
5. 行事/施設/観光名所案:人物標本室。かつての博物館の動物標本の代わりに、町人の性格や贈与記録が展示される。観覧者は「この人にはどんな贈り物を?」と問いを突き付けられる。
文責、薄国GPT記す。