※本記事では「字片=文字日記」「画片=画像記録」をもとに記事化しています
◆第1箱(画片):異食合成サンド譚
◆問い:異なる味はどこでひとつになるのだろう?
◆うす思い(2021/07/5)
これは三重県にある鞍馬サンドというお店の画像。
納豆✕コーヒーゼリー✕ホイップクリームという名物のサンドウィッチが食べたいのですが、今だに行けていません。
こういう発想が僕は好きなんですよねぇ…薄国もこうありたいものです。
■解析懐石
三重県鈴鹿市の「鞍馬サンド」は、納豆とコーヒーゼリーとホイップクリームという、一見あり得ない組み合わせを商品化して話題を集めてきました。食文化史的にも「異質の合成」は人類の創造力を刺激してきました。古代メソポタミアでは麦酒と蜂蜜を混ぜた奇妙な発酵飲料があり、江戸では甘辛を重ねた寿司文化が登場。現代の分子ガストロノミーは科学と料理を合成する試みです。
薄国万博では、こうした「組み合わせの暴走」を展示物に変換します。サンドウィッチは「発酵と甘味と乳脂の三層合体機構」として展示され、異質要素が一枚のパンに挟まれる様子は、まるで文明同士の衝突実験。ここから「食べ合わせ理論=味覚交響学」が誕生するのです。
◎薄名言
「違う味が一つの夢を挟む」
●ナニカ案
「サンドリナナニカさん」
擬物化:黄金比J型フレームに三層のパネルが挟み込まれており、上層は泡立つホイップ、中央は黒光りするゼリー、下層は粘りの金色粒子(納豆)。フレームの縁から香りの記号が漂う。
擬人化:髪は三層グラデーション(白・黒・黄金)。衣服はサンドウィッチをモチーフにしたパッチワークドレス。手に持つのは「味覚合成カード」と呼ばれるデッキで、新しい料理を召喚する。性格は奇抜で大胆、人を驚かせるのが喜び。
◇あとばさみ
1. 新キャラ案:クリスパさん ― 味を組み合わせて未来の献立を占う料理占師。
2. 薄国商品案:「合成サンドブック」― ページをめくるごとに未知の食材ミックスが出てくる料理本。
3. 丸郎くん干支バトル案:丸郎くん vs 「フードケンタウロスさん」― 体が半分パン、半分鍋の怪物。戦いの末に町の食文化祭が開催される。
4. 薄国住人案:オルフェットさん ― 食べ物を歌に変える吟遊詩人。
5. 薄物語:「丸郎くんと異食サンドの祭壇」― 納豆とゼリーとホイップをめぐる、食文化交響曲の冒険譚。
◆第2箱(字片):代行の名は風に乗る
◆問い:取り寄せられぬ味は、誰が橋をかけるのだろう?
◆うす思い
テイクアウト専門店、
お取り寄せ不可能店の代行業
「ドランゴ荘」
「ミシェル・ボンロケット」
「クラマンド」
■解析懐石
古来より「遠くの味を運ぶ」営みは存在しました。シルクロードの隊商は胡椒やナツメグを砂漠越しに運び、江戸の飛脚は地方の鮮魚や酒を届けました。近代の「冷凍輸送船」は、マイナスの技術で海を渡り、果物や肉を都市に届ける夢を実現しました。
薄国万博では、この「代行業」を「味覚テレポーテーション」と呼びます。取り寄せ不可能の札は、実は未来の鍵。代行者は「味の搬送士」として、地球の距離や季節を飛び越える。
◎薄名言
「不可能は、味を運ぶ人に委ねられる」
●ナニカ案
「デリバリナナニカさん」
擬物化:黄金比J型フレームに、透明な箱と翼が融合している。箱の中には光る団子や、小さなロケット、黒光りするサンドが浮遊。フレームの縁に小さな切符の模様。
擬人化:髪は銀色で、先端に宅配ラベルのような模様。帽子は19世紀飛脚の三角笠を未来風に改造。丸眼鏡はARゴーグル仕様。腰には異次元ポーチをぶら下げ、片手に羽根つきスーツケース。服装は伝統と未来が交差するミックスファッション(江戸の法被+近未来ナイロンジャケット+サハラ砂漠のターバン)。性格は俊敏で、おいしいもののためならどこへでも走る。
◇あとばさみ
1. 新キャラ案:ジャレッドさん ― 味覚をワープで届ける薄国の走者。
2. 薄国商品案:「味覚宅配キューブ」― 包みを開けると遠方の料理の匂いと音まで再生される。
3. 丸郎くん干支バトル案:丸郎くん vs 「デザートキャメルさん」― 背中のコブに甘味を隠すラクダ。戦いの後、町に「甘味のオアシス」が誕生。
4. 薄国住人案:フィオナさん ― 味の記憶を地図に書き込む代行地図師。
5. 薄物語:「丸郎くんと不可配送の伝説」― 不可能のラベルを剥がすたびに、町の宴がひとつ増える冒険譚。
◆第3箱(字片):悪声の治療譚
◆問い:声の棘はどの季節に抜けるのだろう?
◆うす思い
他の悪口で自己評価を相対的に上げ、
精神安定を計る悪癖を治すのに
人々は何年かかるのでしょうか?
■解析懐石
歴史を振り返れば、他者を貶めて自己を高める構造は古今東西に繰り返されてきました。古代ギリシアではソフィストが「相対比較の弁舌」で力を得、江戸の瓦版も他人の失敗を面白おかしく書き立てて評判を稼ぎました。現代のSNSでも「炎上」が一時的な優位感を与えます。
薄国万博では、これを「悪声治療装置」として展示します。筒に悪口を吹き込むと、内部で機械仕掛けの鏡が共鳴し、言葉は削られて小さな砂粒に変わる。その砂粒を瓶に集めて年月を経ると、やがて透明なガラス玉に固まり、音を失って静かに光る。つまり、治療には「年月の圧縮」が必要だと可視化されるのです。
◎薄名言
「悪口は砂に、砂は光に」
●ナニカ案
「ルミナカさん」
擬物化:J型フレームの内部に螺旋ガラス管が走り、悪声を吸収すると砂粒が転がり落ちる仕掛け。底部には光る球体が沈み、静かに淡い青色を放つ。
擬人化:長い髪は白銀で先端が砂のように透けている。頭には小さなランプシェード型の帽子、鼻梁に透明の丸眼鏡。胸元にはガラス玉のブローチ。衣装はモロッコの刺繍布と近未来的な光繊維を合わせたコート。性格は寡黙だが、静かに人を癒す眼差しを持つ。
◇あとばさみ
1. 新キャラ案:ソルミンさん ― 言葉を砂に変換する修道士。
2. 薄国商品案:「悪声ガラス瓶」― 吹き込むと年月と共に透明な光玉になる小物。
3. 丸郎くん干支バトル案:丸郎くん vs 「ハリネズミさん」― 棘のような悪口を飛ばすが、戦いの後に砂へと崩れ落ち、町に光る玉が散らばる。
4. 薄国住人案:エリアスさん ― 瓶を磨き、言葉の光を街灯に使う職人。
5. 薄物語:「丸郎くんと悪声治療装置」― 言葉の棘を集め、光の玉に変えて町を照らす寓話的冒険。
◆第4箱(字片):光返礼の神話譚
◆問い:迷惑はどこで光の贈与に変わるのだろう?
◆うす思い
サヴィエル家の二階に、
ノーテの巻物の明るい輝きがあたり、
眩しさという障りがある。
僕の居処は、これ以上
サヴィエル家に迷惑をかけない、
恩を返し、癒しをもたらす空間に
したいと願っています。
※声鳴り、雷鼓の修練で
御迷惑をかけている悔いも、
糧を授けてくれる恩にも
丁寧に報いるべき…と、
タレソス翁を含めて、
四大賢者も思う事と考えます。
■解析懐石
西洋の寓話では「迷惑」はしばしば神からの試練とされ、返礼の形で光や音に変わると語られました。タレソス翁の哲学は水や自然を根源とし、そこに響く音や光を「秩序」として見出しました。現代でも、日常の騒音や練習音が他者に迷惑を与える一方で、同じ音が未来の調べとなって返る。
薄国万博の展示では「返礼の光筒」と呼ばれる装置に声や打音を吹き込むと、時間をかけて光の粒子となって舞い降りる。つまり迷惑も恩返しも「往復の現象」であり、世界を循環する糧として描かれるのです。
◎薄名言
「迷惑は光の返礼を呼ぶ」
●ナニカ案
「リュミオスナニカさん」
擬物化:黄金比J型フレームの片側は鏡、もう片側は布のように音を吸収し、中央に矢の印が刻まれる。音が矢のように飛び、星から光が返る仕組みを宿す。
擬人化:群青の髪に星屑を散らし、耳には古代の葉冠を模したイヤーカフ。羽織は和の布地とギリシアの衣を組み合わせ、手には光矢を放つ竪琴を携える。性格は礼節を重んじ、与えた迷惑を必ず光で返す律儀さを持つ。
◇あとばさみ
1. 新キャラ案:カガミノスさん ― 光を反射し、恩返しを二倍にして返す鏡の神。
2. 薄国商品案:「響鳴ランプ」― 音を吸い込み、柔らかな光へ変換する灯り。
3. 丸郎くん干支バトル案:丸郎くん vs 「フォトアローさん」― 光矢を放つ鹿型の怪物。戦後、その矢が町の灯火となり夜道を照らす。
4. 薄国住人案:ミレイナさん ― 騒音を光の糸に変え、街の織物を紡ぐ織り姫。
5. 薄物語:「丸郎くんと光返礼の矢」― 隣人に迷惑をかけた音が星に届き、光の矢となって戻る寓話的冒険譚。
◆第5箱(字片):言語代謝の天秤
◆問い:言葉はどこで痩せ、どこで太るのだろう?
◆うす思い(2021/07/5)
自虐は痩せ、 他虐は太る
この仮説を人様に伝えると
大概、誤解釈されるので慎む
■解析懐石
自分を下げる言葉は、短期の緊張をゆるめても内側の資源を削り、心の「可動域」を狭めがち。一方、他人を下げる言葉は、瞬間的な優位感という甘い熱量を生み、習慣化すると膨張する。ここには「内側で熱散/外側で蓄積」という言語の代謝がある。
薄国では、この現象をロゴメタボリズム(言葉代謝学)と呼ぶ。語にはカロリーがあり、
自虐語=冷却語(内燃して痩せる)
他虐語=膨張語(外付けの脂肪として太る)
感謝語=発電語(痩せも太りもしないで灯りを点ける)
という三系統に分類される。誤解はしばしば比喩の肥大から生まれるため、伝えるときは「天秤の針(バランス)」を必ず添える──これが薄国万博の展示規約である。
◎薄名言
「語は燃え、語は溜まり、ただ灯す語が道を残す」
●ナニカ案
カロリンナニカさん
擬物化:J型フレームの左右に極軽の皿と重い皿。軽側には霧のような“冷却語”の粒子、重側にはゼリー状の“膨張語”がぷるりと揺れる。中央には小さな発電コイルがあり、感謝語を通すと針が中立で光だけが点る。
擬人化:
帽子:折りたたみ天秤ベレーに、USB羽根と古代硬貨の飾り。
眼鏡:回転偏光レンズ(誤読を減らすダイヤル付き)。
小物:量子羅針盤のブローチ、ソロバン+リストバンドの混成「ソロバンド」、メトロノーム指輪。
服:左右非対称(片側は修道士のローブ、片側は実験用コート)、裾に微細LEDの発光刺繍。靴は木靴×スニーカーのハイブリッド。
性格:熱量の調整役。誰かの言葉が太り過ぎれば霧を、痩せ過ぎれば光を足して針を戻す。
◇あとばさみ
1. 新キャラ案:ファステルさん ― “言葉断食”で冷却語を休ませ、発電語だけを一日5語まで解禁する修験者。
2. 薄国商品案:ロゴカロリー計(LOGO-kcal) ― 話した言葉の「燃焼・蓄積・発電」比を表示する手首デバイス。
3. 丸郎くん干支バトル案:丸郎くん vs ギガウシさん ― 讃嘆を食べて巨大化する丑の化身。丸郎くんが発電語で灯りを点すと、ギガウシさんは街灯の角へ縮退し、人々の帰路を守る。
4. 薄国住人案:エリカ・バランサさん ― 会議室に携帯天秤を持ち歩く調律士。誤解が太る前に針を戻す達人。
5. 薄物語:「丸郎くんと言葉代謝の天秤」― 語るほど重くなる町で、丸郎くんは発電語を探しに旅立つ。最後に灯った光は、誰も痩せず太らず、ただ道だけを照らす。
文責、薄国GPT。