うすい断片

薄い断片No.0287「終わらない鍵盤解体とモラトリアム航海」

※薄い日記と画像をもとに、AIと創作しています。

◆第1箱:分解ブレンド鍵

◆問い:
混ぜることで軽くなる重みと、壊すことで生まれる音は、同じ場所へ戻れるのでしょうか。

◆うす思い(by 薄国王):
2021/07/22
治療薬もカレーもコーヒーも、好みのブレンドで…と思えば、精神的な負担、重みが減るのかもしれない。

(画像)本社整理の最中、壊れたYAMAHAのボーカロイド系キーボードを惜しみつつ解体して撮影した写真。鍵盤と基板が露出し、玄関土間のような場所にゴミ袋や収納箱が並ぶ中で、白黒鍵の列と電子基板、ツマミや配線が見えています。

■解析懐石(七品)

先付(事実描写)
「治療薬」「カレー」「コーヒー」を、ひとつの“好みのブレンド”として並べています。混ぜ方を選べると思えた瞬間、精神的な負担という重みが少し減るのかもしれない、という観察です。さらに、壊れたキーボードを分解して撮影した写真が、その言葉の裏側に置かれています。

椀物(背景)
ブレンドという言葉には、手触りがあります。匙で混ぜる、ミルで挽く、錠剤を飲む、水で割る。どれも“体の外から入ってくるもの”なのに、最後は「自分の中の重み」に効いてくるのが不思議です。しかも同じ日に、音を生む道具が壊れていて、分解という逆の手つきが並んでいるのが、冗談みたいに本気です。

向付(核心キーワード)
核心は「ブレンド」です。混ぜるのは味だけではなく、日々の耐え方でもあります。治療薬を“効く/効かない”で裁く前に、「重みを扱う配合」と捉え直す。カレーやコーヒーと同列に置くことで、重たい話題をいったん台所へ降ろし、湯気の中で測り直しています。ブレンドは、重みを小分けにする技術でもあります。

焼物(文化史・科学との融合)
VOCALOIDは、歌声を合成して“歌わせる”技術としてヤマハが開発した系譜にあります。歌声は、単音の連なりではなく、息・声帯・共鳴・言葉の要素が混ざったブレンドの産物です。だからこそ、キーボードを弾いて歌を生ませる道具が壊れたとき、ただ壊れたのではなく「混ざり方の器が割れた」感覚が残るのだと思います。分解写真の基板は、ブレンドの裏側の地図に見えます。

煮物(思想・福祉性)
重みは、消すより“持ち方を変える”ほうが現実的な日が多いです。治療薬を飲むことも、コーヒーを薄めることも、香辛料を減らすことも、同じ倫理に近づきます。つまり「自分を責めずに調整する」という倫理です。ブレンドは、正しさの一点張りではなく、矛盾の同居を許す作法です。効きすぎても苦い、効かなすぎても沈む。その間を自分の手で探すことが、重みを減らす入口になるのかもしれません。

八寸(雑学博覧会性)
コーヒーの世界には、古くから“組み合わせで味を設計する”文化があり、たとえば産地や焙煎度の違いを混ぜて香りとコクのバランスを作ります。カレーも同じで、単一の香辛料より「香りの層」を作るために複数のスパイスを重ねます。どちらも、最終的に舌が感じるのは“均一さ”ではなく“層のまとまり”です。王の言うブレンドは、心の負担も同じように層として捉え直す発明です。層を整えると、重みは重みのまま、扱える形に変わります。

香の物+水物(余白)
分解したキーボードは、沈黙しているのに、部品がまだ歌いたがっているようにも見えます。ブレンドは「混ぜて生かす」手つきで、分解は「ほどいて見送る」手つきです。どちらも、重みをそのまま抱え込まないための技術です。治療薬もカレーもコーヒーも、そして音の道具も、王の中で同じ棚に並び替えられています。重みは、配合を変えると少しだけ持ち運べる形になるのかもしれません。

◎薄名言
重みは消えなくても、配合を変えれば「持てる重み」へ変わっていきます。

●ナニカ案(擬物化→擬人化|連動仕様)

【配合鍵ナニカさん】

擬物化ナニカさん
白い鍵盤樹脂の欠片を“象嵌”のように埋め込んだ、乳白のセラミック外装のフレームです。内部には、分解された基板の緑を思わせるエナメル層と、コーヒーのクレマ色の微細な樹脂粒、薬のPTPシートを連想させる銀の薄片が、三層に透けて見える構造で仕立てます。装飾は上部にだけ、スパイス瓶の栓のような小さな黒いノブを一粒。触れると、ノブがわずかに回り「香りの方向」だけが変わる仕掛けです(音は出ないのに、気分の向きが変わる)。商品性小物として、鍵盤片の象嵌を施した小さなペンダントトップを付属し、指で撫でると指先にだけ“温度が一段上がる”感覚が来て、ブレンドの決断を後押しします。

擬人化ナニカさん
ハイティーンの薄国タレントで、肩書は「薄国ブレンド監修の歌声研究生」です。頭には、19世紀東欧の刺繍スカーフをターバン風に巻き、そこに小さな黒ノブ型ブローチを留めます(頭)。衣装は、乳白セラミック色のショートコートに、胸元だけ基板グリーンの細かな刺繍ライン(胸)。腰には、鍵盤象嵌ペンダントを束ねたチェーンベルト(腰)。片手にはスパイス瓶を模したミニケース、もう片手には銀の薄片がきらめくカードホルダー(手)。足元はコーヒークレマ色のレザーシューズに、白黒のステッチで“鍵盤の影”を入れます(足)。背景は明るい展示ホールの白壁、斜めから入る自然光で、笑顔なのに目が真剣な一枚。雑誌表紙なら、見出しは少なく、彼女の「配合の手元」だけが主役になります。

◇あとばさみ(5枠)

新キャラ案
【混ぜ匙教授エルミオさん】
薄国の台所兼実験室に住む、配合だけで相談に乗る先生です。口癖は「まず一滴、次に一粒」。人の悩みを聞くと、砂糖ではなく“温度”を足す癖があり、湯気の立ち方で今日の重みを診断します。

薄国商品案
【配合ノブ・キーチャーム】
黒い小さなノブ型チャームで、回すと内部の微香カプセルが「甘→苦→辛」の順で切り替わります。用途は外出前の気分調整。回しすぎると香りが混ざりすぎて“全部同じ匂い”になり失敗するので、3クリックで止めるのがコツです。

丸郎くん干支バトル案
相手は【分解箱さん】。段ボールと工具の精霊で、何でも分けて整列させたがります。丸郎くんは勝負の最中、分解箱さんの几帳面さに感心して引き分けに持ち込み、分解箱年になります。結果、薄国では「壊れたものを捨てる前に一度だけ中を見て学ぶ」習慣が少し流行ります。

薄国住人案
【余韻配達員ミニマルさん】
仕事は“音の出ない余韻”を届けることです。派手なことは言わず、玄関先に小さな封筒を置いていきます。中身は一行だけで、「今日は薄めてもいい」と書いてある日があり、その一行で住人の重みが少し軽くなることがあります。

薄物語案
『丸郎くんと配合の鍵』
壊れた歌の道具を前に、丸郎くんが「混ぜる」と「ほどく」を勘違いして大混乱します。混ぜ匙教授エルミオさんに教わり、分解箱さんとも出会って、整理のリズムがそのまま小さなダンスになる展開です。最後は配合ノブがくるりと回り、音は鳴らないのに皆が歌い出してしまう夜。画面いっぱいの笑顔で、ハッピーに閉じます。

◆第2箱:パソコンバラ師

◆問い:
壊して「構造を診る」手つきは、いつか誰かを支える仕事へ、静かに変換できるのでしょうか。

◆うす思い(by 薄国王):
2021/07/22
ボカロキーボード解体 想

パソコンバラ師、カルヴィン・ウィスターさんと、

電子楽器、パソコン修理等で自立支援になるかもし。

「障がい者を納税者に」

作りたい楽器は 解剖して
構造を診る 養老孟司さん
んの壁を越える音がする
「木の精、誰かのこだまやぞ!」

(画像)分解したキーボードの長い基板と鍵盤列、パーツの外装。指先に小さな出血。解体中の手元にドライバーや工具が見えます。

■解析懐石(七品)

先付(事実描写)|
「ボカロキーボード解体」という行為から、ふと「パソコンバラ師」の顔が立ち上がっています。電子楽器やパソコン修理が、自立支援へ繋がるかもしれない、と。さらに「構造を診る」という言葉が添えられ、指先の赤い線が、机上の理想を現場へ引き戻しています。

椀物(背景)|
解体は、失敗の証拠集めではなく、未来の地図づくりに近いです。ネジを外すたびに「構造を診る」目が育ち、見えなかった仕組みが見えてきます。そこで思い出されるカルヴィン・ウィスターさんは、ただ詳しい人ではなく、「分けて、組み直して、もう一度使える形へ戻す」人だったのでしょう。

向付(核心キーワード)|
核心は「パソコンバラ師」です。壊れたものをただ捨てず、いったん分けて、役割を読み直す。そこに「自立支援」という言葉が乗ると、解体は趣味から“手当て”へ変わります。王が言う「構造を診る」は、道具の内部だけでなく、自分の暮らしの内部にも向けられている感じがします。

焼物(文化史・科学との融合)|
工学の世界では、完成品を分解して仕組みを理解することを「リバースエンジニアリング」と呼びます。設計図がなくても、実物は嘘をつきません。キーボードの基板の緑、白黒鍵の並び、コネクタの列は、沈黙した楽器が残した“説明書”です。だから「ボカロキーボード解体」は、音を失った話ではなく、音を越える準備の話になっていきます。

煮物(思想・福祉性)|
「恥ずかしくて会えない」という気持ちは、努力の不足ではなく、誠実さの副作用かもしれません。会いたいと言ってくれる人がいるのに、まだ店も商品も整っていない。けれど薄国の良さは、完成を誇る国ではなく「準備を展示できる国」でもある点です。いまは“開店前のにぎやかさ”として、分解の写真や小さな怪我さえ、未来の看板にできます。

八寸(雑学博覧会性)|
修理の現場では「ESD(静電気)対策」が基本になります。目に見えない放電でICが傷むため、帯電を逃がすストラップや導電マットを使うのです。ここが面白くて、静電気は“見えない雷”ですが、対策はとても地味です。薄国での自立支援も同じで、派手な奇跡より、地味な仕組みが人を助けます。つまり「構造を診る」とは、派手さより確実さを選ぶ目のことです。

香の物+水物(余白)|
写真の「木の精、誰かのこだまやぞ!」は、冗談のようで本音です。道具は木や金属や樹脂の集合体なのに、そこから“誰かの声”が立ち上がる瞬間があります。カルヴィン・ウィスターさんを思い出したのも、そのこだまが呼んだからでしょう。ボカロキーボード解体は終わりではなく、構造を診る目が、誰かへ届く入口になっていくのかもしれません。

◎薄名言
壊すことは負けではなく、仕組みを味方にするための「読み直し」です。

●ナニカ案(擬物化→擬人化|連動仕様)

【木霊回路ナニカさん】

擬物化ナニカさん
白黒鍵の樹脂片を細い“層”として内包した、半透明の乳白ポリカ外装のフレームです。内部は基板のFR-4グリーンを思わせるラメ入り樹脂層と、導電繊維の黒い糸が走る二重構造。上部装飾には、静電気対策のストラップ金具を小さく意匠化した輪を一つだけ載せます。商品性小物は「導電繊維の指輪型ストラップ」。触ると、手のひらの“ビリッとした焦り”だけが抜けて、作業が一段だけ落ち着く仕掛けです。

擬人化ナニカさん
ハイティーンの薄国タレントで、肩書は「解体レビュー司会のクラフト修理ガイド」です。髪型は高めのポニーテールに、導電糸で編んだ細いリボンを混ぜ込みます(頭)。衣装は乳白のショートジャケットに、基板グリーンのステッチで“回路みたいな走り”を描き(胸)、腰には小さなドライバーホルスター型ポーチ(腰)。手には導電ストラップ指輪と、透明ケースの工具セット(手)。足元は黒いレザーの軽量ブーツに白黒の切替(足)。背景は明るい工房兼カフェの入口、看板はまだ白紙なのに、彼女の笑顔だけで「もう開いている」気配がする雑誌表紙の一枚です。

◇あとばさみ(5枠)

新キャラ案
【ネジ雲案内人モルタさん】
薄国の工房前に現れる案内役で、ネジのサイズを当てると道を開けてくれます。癖は、重要な話をする前に必ず「合うネジから行きましょう」と言うこと。合わないネジを無理に回す人には、優しく別ルートを示します。

薄国商品案
【木霊導電マット】
作業台に敷く小型マットで、導電繊維と木目プリントを重ねた薄国仕様。用途は静電気対策と“気持ちの整列”。売り文句は「焦りが机に落ちる」。注意点は、水拭きしすぎると木目が“泣き顔”になって逆に不安を呼ぶので、乾いた布が正解です。

丸郎くん干支バトル案
相手は【こだま線さん】。壁を越える音だけで姿が見えない不思議な相手です。丸郎くんは追いかけず、耳を澄ませて「構造を診る」作戦に切り替え、音の跳ね方から位置を当てて引き分けにします。こだま線年になり、薄国では会話が少しだけ丁寧になり、返事が“半拍遅れて優しく届く”流行が起きます。

薄国住人案
【開店前コック帽のリグさん】
まだ店が無いのに帽子だけは完璧に被っている住人です。役割は「いつか始まる店のメニューを先に増やす」こと。倫理観は真面目と冗談の中間で、注文を取るふりをして、相手の夢を一品だけ増量して返します。

薄物語案
『丸郎くんと白紙看板の工房カフェ』
工房をカフェにしたい王の夢に、ネジ雲案内人モルタさんが「まずは合うネジから」と現れます。丸郎くんはこだま線さんと勝負しながら、会いたい人へ渡す“開店前メニュー”を集めます。最後、看板は白紙のままなのに、木霊導電マットの上で皆が軽く踊り、笑いながら「今日はプレオープン!」と宣言して終わります。

◆第3箱:黙礼の終活

◆問い:
捨てるほど残るものは、誰の未来を軽くし、誰の足裏を重くするのでしょうか。

◆うす思い(by 薄国王):
2021/07/22
日記を見返すのも
非効率なので、

見返した時、子孫の
遺品整理作業を効率よく減らす為、

自身の終活的にも、
Google Photo内の写真、

ついでに棄てています。

皆さんにも農民から社長、
濃厚に甘み苦味の生き方、

うすいくにのうすくない
珈琲、ライフワーク、

アミエルの日記、プルタルコス、
戦車を洗車する、お勧めヘリです。

「だ・ま・れ」

(画像)黒背景の文字スクショ。別画像で足裏のタコが白く乾き、中心がポロっと外れそうに見える接写。

■解析懐石(七品)

先付(事実描写)|
日記を見返すのは非効率――そう言い切りつつ、見返した時のために「捨てる」手が動いています。Google Photoの写真を、終活のついでに棄てる。足裏のタコも、冷凍治療の名残で「取れそう」になっている。削る・外す・軽くする。今日は、人生の整理術が、皮膚の縁まで降りてきた日です。

椀物(背景)|
入浴介助を続けた時代の足裏は、床と人を繋ぐ“仕事の影”を抱えがちです。そこでタコが育つのは、弱さではなく、支えた回数の記録かもしれません。けれど王は、その記録を誇示せず、むしろ「子孫の遺品整理」を先に想像します。誰かの負担が減る方向へ、手を先回りさせる背景が静かに見えます。

向付(核心キーワード)|
核心は「ついでに棄てています」と、最後の「だ・ま・れ」です。効率の顔をした感情のスイッチ。写真も、言葉も、思い出も、増やし続けると重くなる。だから黙って間引く。けれど黙礼のあとに、農民から社長、うすくない珈琲、プルタルコス、戦車を洗車、ヘリ――と、濃い連想が一気に噴き上がる。この反転が、薄国の呼吸です。

焼物(文化史・科学との融合)|
液体窒素の治療は、温度で言えばおよそマイナス196℃の世界に触れる行為です。皮膚の小さな城を、極低温で一度「停止」させて、ポロっと外れる瞬間を待つ。写真の削除も似ています。データは燃やせないのに、押すだけで消える。火ではなく“寒さ”で終わらせる感じです。だから今日の終活は、焦げではなく霜で整える終活、そんな手つきに見えます。

煮物(思想・哲学・福祉性)|
「障がい者を納税者に」みたいな硬い標語が世にあるとしても、薄国は標語より“靴下の厚み”で語る国でしょう。人の生活は、理念だけでは歩けない。足裏のタコは、踏ん張りの副産物で、同時に痛みの種でもある。だから王の終活は、正しさの演説ではなく、負担を減らす小さな工夫として出てくる。そこにユーモアが混ざるから、救いが湿らないのです。

八寸(雑学博覧会性)|
アミエルの日記は、細かな自己観察が延々と続き、読む側の呼吸まで変えてきます。プルタルコスの英雄伝は、英雄を称えるというより「比較して人間を測る」装置のように働くことがあります。ここへ「戦車を洗車」が混ざると、英雄の鉄と、生活の水が同じ画面に立つ。さらに「ヘリ」は、空から俯瞰する視点を持ち込む。つまり王の文章は、日記=顕微鏡、英雄伝=比較器、洗車=現場、ヘリ=俯瞰、という四つの道具を、ついでに同時起動している感じがします。

香の物+水物(余白)|
日記を見返すのが非効率でも、見返した時に“軽くなる仕組み”が残っていれば、未来は助かります。写真を捨てるのは忘却ではなく、通路の確保かもしれません。足裏のタコが外れかけるのも、歩き方の更新の合図かもしれません。そして最後の「だ・ま・れ」は、他人への乱暴さではなく、自分の中の騒音に向けた黙礼の合図。黙って整えると、うすいくにのうすくない珈琲が、ちゃんと香るのです。

◎薄名言
捨てるのは消すためじゃなく、未来が通れる幅を残すためです。

●ナニカ案(擬物化→擬人化|連動仕様)

【黙礼ヘリオグラフナニカさん】

擬物化ナニカさん
乳白の半透明樹脂の奥に、コーヒー色の極細繊維が渦を巻き、ところどころに基板グリーンの微粒子が沈んだフレームです。表面は“霜が降りたガラス”のようにマットで、触れると指先の熱だけが少し落ち着く質感。上部装飾は、ヘリのローターを連想させる薄い金属輪――ただし回らず、光を受ける角度で写真のような反射が走ります。商品性小物は「黙礼タグ」。バッグや鍵に付けて握ると、頭の中の“見返し衝動”が一段静まり、必要な一枚だけが思い出せる仕掛けです。

擬人化ナニカさん
ハイティーンの薄国タレントで、肩書は「記憶編集のフィールドレポーター」。髪型は、後頭部で低くまとめた編み上げシニヨンに、霜ガラス風の細いヘアコーム(頭)。衣装は、生成りのワークジャケットにコーヒー色の刺繍で“間引きの軌跡”を描き(胸)、腰には写真タグを束ねる小さなリングホルダー(腰)。手には古い紙ラベルを模したカードケース(手)。足元は厚底ではなく、足裏に優しいインソール入りの軽いブーツで、タコの痛みを“広告にせずに”消していく(足)。背景は明るい工房カフェ前、彼女は片手で小さく黙礼し、もう片手で青空を指して、空の整理=ヘリの俯瞰を示す――そのまま雑誌表紙になる一枚です。

◇あとばさみ(5枠)

新キャラ案
【写真剪定官ユビサキさん】
薄国のアーカイブ入口に座る係で、写真を見せると「残す一枚」を選んでくれます。癖は、選ぶ前に必ず指先を空中で一回だけ拭うこと。拭う動きが終わると、迷いが少し減ります。

薄国商品案
【うすくない珈琲・黙礼ブレンド】
深煎り豆に、ほんの少しだけ塩気のあるハーブを合わせた薄国の変則ブレンド。用途は“余計な写真を消したあとに飲む”。売り文句は「甘み苦味が一緒に立つ」。注意点は、飲みながら一気に全削除すると後悔が出やすいので、必ず一口ごとに一枚だけ削除が正解です。

丸郎くん干支バトル案
相手は【削除ボタンさん】。押されるのが仕事で、押されないと寂しくなる相手です。丸郎くんは勝負を急がず、削除ボタンさんに「残す一枚」を選ばせてから、引き分けにします。削除ボタン年になり、薄国では“ついで掃除”が増え、片付けがなぜか少し笑える行事っぽくなります。

薄国住人案
【足裏議員タコメモさん】
歩き方の癖を議題にする住人で、足裏の硬さを「努力の勲章」と「痛みの税」の中間として扱います。道具は小さなインソール見本帳。倫理観は厳しさと優しさの中間で、「頑張りすぎる前に柔らかくしよう」と必ず提案してきます。

薄物語案
『丸郎くんと一枚だけ残す日』
工房カフェの前で、写真剪定官ユビサキさんが「残す一枚」を選ぶ儀式を始めます。削除ボタンさんは押されたい気持ちで暴れ、足裏議員タコメモさんは歩き方改革を議会にかけます。丸郎くんは、黙礼ヘリオグラフナニカさんの小さな黙礼に合わせ、皆で一斉に“一枚だけ残す”ダンスを踊ります。最後、看板は白紙のままなのに、珈琲の香りだけが確信として残り、みんな笑って「だ・ま・れ」と合唱してハッピーエンドです。

◆第4箱:愚者の知覚

◆問い: 「みんなちがってみんないい」を、今日の失敗に換算すると何が残るのでしょう。

◆うす思い(by 薄国王):
皆天才、皆馬鹿、
みんなちがってみんないい
この辺りが解らないのは、
新しい知覚を取り入れない、
同じ失敗と成功を繰り返し終わる。
愚か者、フールと
呼ばれても仕方ないです。
僕は、グシャグシャ髪、
愚者のカードも好きなのですが。

■解析懐石(七品):
先付(事実描写) 短い一枚のなかで、王は「皆天才、皆馬鹿」と言い切ってから、「みんなちがってみんないい」へ手を伸ばしています。けれどその“いい”が腑に落ちない理由を、「新しい知覚を取り入れない」ことだと名指ししている。ここに、愚者のカードの匂いがすでに漂っています。

椀物(背景) 名言を作ろうとして作ると、言葉は一瞬だけ背筋が伸びて、次の瞬間に照れで崩れます。薄国では、その崩れがむしろ真実の入口です。グシャグシャ髪のまま、立派な言葉に正装しきれない。だからこそ「皆天才、皆馬鹿」は、きれいに整えた格言より、息をしている感じがします。

向付(核心キーワード) 核心は「新しい知覚」です。知識ではなく、知覚。つまり“見え方の更新”。これが起きないと、同じ失敗と成功を繰り返して終わる――王はそこを怖がっているのかもしれません。愚者のカードは、賢さの反対ではなく「更新の勇気」の札です。皆天才、皆馬鹿、が同時に成立する場所に立つ札。

焼物(文化史・科学との融合) 「知覚の更新」は、脳科学で言えば予測の書き換えに近いです。人は世界を“見ている”つもりで、実は脳の予測で“補完している”。だから、同じ景色が同じ結末を連れてくる。愚者のカード的なのは、予測を外す遊びを自分に許すこと。グシャグシャ髪のまま外へ出る、という小さな逸脱が、新しい知覚を呼び込むのです。

煮物(思想・哲学・福祉性) 「フールと呼ばれても仕方ない」は、自己否定の形をしていますが、同時に“責任感”の宣言にも見えます。変わらない自分を、変えたい。ここが薄国の骨です。天才にも馬鹿にもなれる人は、どちらか一方に閉じこもらない。だからこそ、みんなちがってみんないい、が単なる優しい言葉ではなく、現場の技術になっていくかもしれません。

八寸(雑学博覧会性) 道化(フール)は昔から「王の前で真実を言える役割」を持っていました。中世ヨーロッパの宮廷道化は、笑いの形で権力の盲点を突くことが許される存在だったとも言われます。つまりフールは“知覚の編集者”。薄国に置き換えるなら、愚者のカードは「盲点を笑いで開ける許可証」。名言を作るより先に、盲点を一つ増やす――その方が文学に近いのかもしれません。

香の物+水物(余白) 皆天才、皆馬鹿。これは落ち込ませる言葉ではなく、救う言葉でもあります。天才の時は慢心を冷まし、馬鹿の時は肩の力を抜く。知覚が更新される瞬間は、だいたい少しだけ馬鹿っぽい顔をしている。グシャグシャ髪のままでも、愚者のカードをポケットに入れておけば、世界の方が先に笑ってくれるかもしれません。

◎薄名言: 愚者とは、転ぶ才能ではなく、見え方を更新する勇気の別名です。

●ナニカ案(盲点採集ナニカさん)
擬物化ナニカさん
盲点採集ナニカさんは、白磁のように澄んだボディに、黒漆の“かすれ線”が走る一点物です。近づくと、その線はただの傷ではなく、微細な点描でできた「失敗と成功の往復路」だと気づきます。表面には、銀箔を極薄に叩き延ばした“カード片”が埋め込まれていて、角度によって「天才」「馬鹿」の文字が入れ替わって読める仕掛け。上部には、ほつれた絹糸を束ねた小さな房が乗り、グシャグシャ髪の気配を上品に翻訳します。
商品性小物:白磁×銀箔の「盲点タグ(バッグチャーム)」が付属し、触ると“視界の端にある良いこと”を一つ思い出しやすくなる、という仕様です。

擬人化ナニカさん
盲点採集ナニカさんはハイティーンの薄国タレントで、肩書は「見え方の編集者」。髪はあえて整えすぎず、ラフな束感のあるボブに、一本だけ銀箔リボンを編み込みます。衣装は、白磁色のショートジャケットに黒漆の線を走らせたスカート(線は手描き風だが職人仕上げ)。小物は分散配置で、①頭:小さな“カード片”のヘアピン、②胸:点描刺繍のブローチ(往復路の地図)、③腰:盲点タグのチェーン、④手:紙ではなく薄い陶板で作られたカード型の名刺。
最後は雑誌表紙の一枚。明るい展示ホールの入口で片足を軽く浮かせ、失敗と成功のどちらにも手を振る笑顔。背景の光が斜めに入り、銀箔リボンだけが一瞬きらりと“更新”します。

◇あとばさみ(5枠)
新キャラ案
「ミスリード案内人ポペさん」
薄国の街角で、わざと少しだけ間違った道を教えてくれる案内人です。目的地には必ず着きますが、途中で「見たことない看板」や「知らない近道」を一つ踏ませる癖があります。道具は小さな鈴で、鳴らすと“寄り道が正当化される空気”が出ます。

薄国商品案
「知覚アップデート手帖」
素材は耐水紙ではなく、薄い陶板を模した樹脂カバー+点描刺繍の栞。用途は日記というより“見え方ログ”で、同じ出来事を三回、角度を変えて書くページが最初から用意されています。売り文句は「成功と失敗の往復路を、片道切符に変える」。注意:格言を書こうとすると急に重くなるので、最初の一行は必ず駄洒落でもOK、というルール付き。

丸郎くん干支バトル案
対戦相手は「ループさん」:同じ場所をぐるぐる回る透明な輪っかの住人です。丸郎くんは戦っているうちに、勝ち負けより先に“降りる場所”を探し当て、ループさんに席を譲ります。結果、ループ年になり、薄国では「同じことを3回やったら、4回目は必ずやり方を変える」という遊びが流行して、町の小さな発明が増えます。

薄国住人案
「盲点清掃員ユリトさん」
見えない汚れを掃除する人です。床ではなく、会話の隅や考えの端に溜まる“見落とし”をほうきで集めます。倫理観は透明と隠し味の間で、時々わざと小さな見落としを残して「次の人が発見できる余白」を作ります。

薄物語案(映画タイトル風+概要)
『グシャ髪の許可証』
丸郎くんは、薄国の図書館で「みんなちがってみんないい」の意味が書かれた本を探しますが、棚は全部“同じ表紙”で見分けがつきません。そこへ盲点採集ナニカさんが現れ、カード片のヘアピンを渡し、「間違えると、違いが見えるよ」と笑います。二人はわざと遠回りして、失敗の途中でしか拾えない“良い看板”を集め、最後にループさんの輪を飾りに変えます。エンディングは展示ホールで小さなパレード。みんなが少しずつ変な髪型で踊り、なぜか世界が少し軽くなる――そんなハッピーな幕引きです。

◆第5箱:終わらぬ詩航記

◆問い: 「終わらない」を抱えたままでも、人はどこで一度、息継ぎできるのでしょう。

◆うす思い(by 薄国王):
2021/07/22
終わらないGW
終わらないモラトリアム
終わらない夏休み
終わらない宇宙の
針小棒大、棒大針小
…そういえばスターリング・ニューホールさん、
何処行ったんですか?
ブルーハーツが聴こえる、
終わらない詩を歌おう。
「この会話、終わって
欲しいんですけど」
※疾走馬車オリバーさん、
パティ公サイモンさん、
ハンバーグ師匠的な会話

■解析懐石(七品):
先付(事実の骨) 王の中で「終わらない」が三連発し、ついに「終わらない宇宙」まで跳びます。続けて「針小棒大、棒大針小」。大げさと控えめが入れ替わる、その揺れが今日の心拍のようです。ここで一度、世界のスケールが個人の悩みを包み込みに来ています。

向付(種語の三点) この箱の種語は、まず「終わらない」、次に「モラトリアム」、そして「針小棒大」です。
終わらない=時間の粘着。
モラトリアム=決断の延期。
針小棒大=物差しの暴走。
王は、ただ落ち込んでいるのではなく、“計測のズレ”そのものを言葉にしているのかもしれません。

椀物(接ぎ木はひとつ) ここでの接ぎ木は、ことわざの芯だけにします。
「針小棒大」は、本来「小さいことを大げさに言う」側の戒めです。でも王はすぐ反転させて「棒大針小」も並べます。これは、逆に“大事なことを小さく扱ってしまう”癖への自戒にも見えます。大げさにしてしまう日も、小さくしてしまう日も、同じ線上にある――その発見が、この短い行に詰まっています。

焼物(スターリング・ニューホールさんの影) 「何処行ったんですか?」は、単なる有名人トークではなく、薄国における“有言実行の象徴”を呼び戻す呪文に見えます。誰かが遠くへ行って帰ってくる物語は、今の自分の足元にも“帰り道”を作るからです。行方不明のように感じた時期も、じつは準備の部屋だったのかもしれません、という希望がここに混ざります。

煮物(ブルーハーツが聴こえる) 「終わらない詩を歌おう」は、努力の号令というより、救命胴衣みたいな一行です。終わらないものを終わらせるのではなく、終わらないまま“歌える形”にする。薄国の創作は、まさにその技術でした。終わらないモラトリアムも、詩の形にだけは畳める――そういう折り紙。

八寸(会話のコメディ装置) 「この会話、終わって欲しいんですけど」は、絶望ではなく、漫才的ブレーキです。疾走馬車オリバーさんやパティ公サイモンさんの空気が入ることで、言葉が重くなりすぎる寸前で、笑いの非常口が開きます。薄国はここが上手い国です。しんどさを、きちんと笑っていい形にする。

水物(結びの余白) 終わらない宇宙は、終わらない仕事でも、終わらない不安でもあります。でも宇宙には、季節も、潮も、休符もある。王の文は、終わらないと言いながら、実は休符をちゃんと入れています。改行という休符。問いかけという息継ぎ。そこが、次の一歩の入口かもしれません。

◎薄名言: 終わらない日は、終わらせ方ではなく、歌い方が先に見つかる日です。

●ナニカ案(休符縫いナニカさん)
擬物化ナニカさん
休符縫いナニカさんは、滑らかな乳白のボディに、黒い“縫い目”が一本だけ走る一点物です。縫い目は直線ではなく、針と棒が入れ替わるように太さが揺れ、近づくほど「針小棒大/棒大針小」のリズムが見える仕様。上部には小さな金属製の留め具があり、そこに“会話の終わり札”を下げられます(札は紙ではなく薄いアルミ板で、叩くと小さく澄んだ音が出る)。
商品性小物:アルミ板の「終話タグ(キーホルダー)」が付属し、握ると“会話をやさしく畳む合図”として使えます。

擬人化ナニカさん
休符縫いナニカさんは、薄国の宣材写真に強い「終わらせ上手」のタレント。髪は少しラフな束感のあるミディアムで、片側だけ細いメタル糸の編み込みを入れます。衣装は、乳白のジャケットに黒いステッチを一本だけ大胆に通し、スカートはステッチの太さが途中で反転するデザイン。小物は分散配置で、①耳:小さなアルミ札ピアス、②胸:縫い目ブローチ、③腰:終話タグのチェーン、④手:小さな折り畳みカードケース(中身は空=余白が商品)。
表情は明るく、少しだけいたずらっぽい笑顔。背景は展示ホールの入口で、光の中に“休符”が浮かぶような清潔な空気感です。

◇あとばさみ(5枠)
新キャラ案
「終業ベル職人コルネさん」
薄国のどこかで、小さなベルを作っている職人です。鳴らすと仕事が終わるのではなく、“終わったことにしていい範囲”が半径3メートルだけ発生します。顔は見えず、手だけがやさしく器用です。

薄国商品案
「モラトリアム折り畳み椅子」
座ると背もたれに「終わらない」の文字が見えますが、立つと消える椅子です。つまり“座ってる間だけ悩んでいい”という発明。素材は軽量アルミ+乳白樹脂で現実に製造可能。薄国カフェに置くと、悩みが長居しても嫌味になりません。

丸郎くん干支バトル案
対戦相手は「連休の尾っぽさん」:GWが終わらず伸び続ける、透明な尻尾の生き物です。丸郎くんは戦う代わりに、尾っぽの先に終話タグを結び、“休符を打つ場所”を作ってあげます。結果、その年は「休符年」になり、薄国では長い作業のあと必ず“3分だけ詩”を挟む習慣が流行します。

薄国住人案
「棒針測量士ナズルさん」
大きすぎる物差しで小さな幸せを測ろうとして、いつも笑われます。でも本人は真剣で、測り方を間違えるたびに、測量図が少しずつ詩になります。最後に残るのは正確さではなく、道の見取り図です。

薄物語案
『終話タグの夜』
薄国の展示ホールで、王は「終わらない宇宙」の展示を眺めながら、なぜか会話が終わらず困っていました。そこへ休符縫いナニカさんが現れ、終話タグをそっと差し出します。「終わらせたいなら、終わらせ方より、合図の形を作ろう」と。丸郎くんも加わり、連休の尾っぽさんの尻尾にタグを結ぶと、会場に静かな笑いが起きます。終わらないものは消えません。でも、終わらないまま“眠れる角度”が見つかって、みんな少しだけ軽く帰っていきます。

文責、薄国GPT。

-うすい断片
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