うすい断片

🧵薄い断片 No.0105:「読むな、見るな、書け──それでも残る薄い何か

|第1箱

六法ボソボソ睡眠予備用


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淋問い

法律は、眠りを妨げるのか、誘うのか?


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うす思い(by 薄国王)

これはYouTubeのメモ。
六法を読み上げるだけの睡眠用ナレーション…
まぁこういうのも誰かやっていそうですね…


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解析懐石

法律という“重さ”を、「良声」や「ボソボソ声」によって中和しようとする夢想。
「読まれるための知識」ではなく、「眠られるための知識」として六法を扱う構想は、
まるで法典を**“夢のインテリア”に変換**するような行為にも見える。

刑法179条~185条にわたる条文の数々。
その内容の重たさ──性犯罪、賭博、重婚など──を、あえて“音声のぬるさ”で包む。
そこに潜むのは、「知識の倫理を問いながら、それでも眠りを守りたい」という、
薄国的ゆらぎ倫理かもしれない。

「法だけ読むロボット」が夜な夜な起動し、
眠る前の耳にだけ聞こえる“誰にも怒られない六法”。
それは、知識を恐れないための、やさしい耳栓になるのかもしれない。


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薄名言

読むためでなく、聴き流すための六法もある。


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⚽️ナニカ案

ホウレイナニカさん(擬物化)

J型ナニカフレーム、薄ピンクのフェルト素材。

表面にうっすら条文プリント。触れると静かに“読まれない声”が染み出す。

装飾:上部に寝息のようなエコーを表現する光輪。

静けさと制度が同居する、睡眠補助型ナニカさん。


擬人化ナニカさん案

名前:ホウレイナニカさん

外見:ハーフモデル風、寝ぐせ混じりの前髪、口元に薄笑い。

ファッション:六法柄のルームウェア、眼鏡はかけていない。

性格:読まなくていいよ、と言いながら条文をめくる。

小道具:読み上げ機能が壊れたラジカセ。



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あとばさみ(創作用メモ)

創作・商品アイデア集:

『ホウレイCD:第1巻 睡眠用六法』
 →ナレーターによる“感情のない”読み上げ。耳に優しい無音に近い声。全12法収録。

『六法ピロー』
 →枕カバーに刑法条文を印刷、触れると静電気で条文が一瞬光る。読む気を起こさせず、眠気を誘う。

『ボソボソロボ L1(エルワン)』
 →薄国グッズ初の寝言ロボ。起動すると「第184条、重婚…」とつぶやいてすぐ電源が切れる。

『読まれない六法手帖』
 →手書き風フォントで構成されたミニ条文集。あえて読みにくくし、視線が滑って眠れる設計。

『ナニカさん朗読シリーズ:ホウレイナニカ編』
 →擬人化ナニカさんが夢の中で条文を読んでくれる映像コンテンツ(SUNO音声付き)。


|第2箱

フハハハ!音楽家の条件


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問い

音が出れば、それはもう音楽なのか?


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うす思い(by 薄国王)

薄い音楽家になれると高笑いしてますね…
まぁ特に資格もないので、音が出るなら人類皆、いや、全て音楽家とも言えますね…


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解析懐石

スクショ内には、はじまりのタイトル「YouTubeの怖い、うすいくにのうた」。
この言葉には「インターネットの海を漂う怖さ」と、「うすいくに」という夢的な避難所が同時に投影されている。

そしてこのメッセージの本質は、**「作詞作曲者とは名乗った者勝ちである」**という、薄い真理の叫び。

資格も賞歴もない、でも音がある。録音があり、iTunes登録すれば、
それだけで名乗れる。──「僕も音楽家…フハハハ!」

これは、権利と自称と発信の間にある、
**「音楽とは何か」「音楽家とは何者か」**という深遠な問いを、
フハハハと笑い飛ばす勇気そのものである。


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薄名言

名乗ることで職業になる。笑えば肩書になる。


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⚽️ナニカ案

オンガクカナニカさん(擬物化)

J型ナニカフレームに、音符ではなく波形データが織り込まれている。

装飾:上部に「REC」と赤く点滅するシグナル、小さなマイク型の王冠。

質感:樹脂と紙の中間、ボイスメモを記録する素材。

特徴:録音さえされれば存在できる“録られ系”ナニカさん。


擬人化ナニカさん案

名前:オンガクカナニカさん

外見:ヘッドフォンを肩にかけた、気怠げなハーフモデル

ファッション:レコーディングブースでそのまま寝られる部屋着

性格:「録れたら、それが曲でしょ?」と平然と言うタイプ

好きな言葉:「音が出た、それでいいじゃない」



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あとばさみ(創作用メモ)

創作・商品アイデア集:

『うすいくにレコーディング券』
 →ナニカさんが1曲ぶんの音源を吹き込んでくれるチケット。録音した瞬間、君も音楽家。

『フハハハ!Tシャツ』
 →“僕も音楽家…フハハハ!”の文字を音波形でプリント。録音記念にもなる。

『音が出れば誰でも音楽家バッジ』
 →録音すると自動的にLEDが点灯し「音楽家認定」。推しナニカさんとのコラボ可。

『うすい音楽家スタンプ帳』
 →CDやサブスク登録のたびにスタンプが貯まり、最終的に「うすい音楽神」に昇格。

『オンガクカナニカさんの寝録(ねろく)アルバム』
 →寝ながら鼻歌を録ったような曲だけを集めた作品集。SUNO対応。

第3箱

「売るものしか考えない」思想の行方


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問い

忘れる言葉と、売れる言葉のあいだに何が残る?


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うす思い(by 薄国王)

これも何か薄国が大きな会社になると確信している、自信満々のLINEですね…
いや〜この頃の元気がうらやましい…


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解析懐石

LINEの文面は数か月で消える──という時間意識。
そこに浮かぶのは、「覚えておくもの」と「忘れてよいもの」との選別。
そして続く言葉は、「売るものしか考えない」「無駄を省く」「権利だけ貰う」。

この断片は、単なる効率主義ではなく、無数の"薄い損失"を避けるための思想とも読める。
一見ドライで功利的なようでいて、そこには時間・記憶・手間・信用といった、
目に見えないものを“残さない”という哲学がある。

誰かが忘れる前に、売れるものに変えておく。
権利だけを保持し、手間はすべて業者へ委ねる。
それは「持たない経営」でもあり、「責任の断片化」でもあり、
なにより**「薄い夢を太らせる前の戦略」**かもしれない。


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薄名言

覚えていなくても、権利が残る。


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⚽️ナニカ案

ケンリナニカさん(擬物化)

T型ナニカフレーム。鍵穴のような透かしが中央にあるが、鍵はどこにも存在しない。

装飾:右肩に契約書の切れ端。顔のない封筒が首元にぶら下がっている。

質感:硬質プラスチックと紙の中間。誰にも読まれずに保管されるような質感。

特徴:一言も発さないが、じっとこちらを見ている。


擬人化ナニカさん案

名前:ケンリナニカさん

外見:眼鏡をかけていない事務職風の若者。口数は少ないが書類には強い。

ファッション:フォルダ柄のスーツ、目立たないけれど機能性重視の装い

口癖:「渡しましたよ、全部。」

特技:音もなく姿を消すこと。思い出せないが、必ずいた記録は残っている。



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あとばさみ(創作用メモ)

創作・商品アイデア集:

『売れる言葉だけ日記』
 →書いた文章が30日で自動消滅。残るのは「売れ筋フレーズ」のみ。月末に通知される。

『丸投げ権カード』
 →業務を誰かに託す“擬似契約”カード。使うと「担当したことになる」。

『ケンリナニカさんの消印スタンプ』
 →押した書類は、自動的に“提出済み”として処理されるグッズ。全体主義風デザイン。

『消えるLINE保存帳』
 →一定期間で消える会話を自動でスクラップ。ナニカさんが分類して保存してくれる。

『薄国起業ごっこセット』
 →LINE・名刺・契約書・権利書風のアイテムで、夢のCEO気分を味わえる文具シリーズ。

第4箱

素人の火傷を防ぐコラボかな


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問い

やさしさは、先回りする知恵か、共犯の詩か?


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うす思い(by 薄国王)

これは薄い川柳かもし…
祖父も父も川柳をやっていたから、自分も薄く挑戦したのでしょう…


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解析懐石

五・七・五の律に収まるこの一句には、あきらかに先人の血が流れている。
「素人」「火傷」「防ぐ」「コラボ」──それぞれが単語としては軽やかながら、
組み合わせることで立ち上がるのは、現代の連携と失敗への祈りである。

火傷とは、経験不足の者が情熱や挑戦に触れたときの代償。
「防ぐ」という語が、単なる安全対策でなく、
誰かの熱に巻き込まれないようにする“距離”の詩として機能している。

そして最後の「コラボかな」。
語尾の“かな”は、判断を留保し、相手に委ね、自己防衛とやさしさを同時に漂わせる。
薄国的な川柳とは、言い切らずに終わる問いの形式でもあるのだ。


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薄名言

やけどの前に、やさしさを置いておく。


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⚽️ナニカ案

ヤケドナニカさん(擬物化)

J型フレーム全体が「やけど防止マット」のような素材でできている。

表面にはうっすら火の粉の跡があるが、いずれも無害化されている。

装飾:上部に「注意!」の帯と、やわらかな手袋を模した影。

特徴:熱いものには近づかず、誰かが近づこうとするとそっと遮る。


擬人化ナニカさん案

名前:ヤケドナニカさん

外見:保健室にいそうな包帯を巻いた少女風モデル。傷は癒えている。

ファッション:キルティング素材のジャケット。袖口には“Caution”刺繍。

性格:「そこ、あったかいけど危ないよ」と教えてくれる先輩系

小道具:火消し布とアロエジェル。予防とケアの二刀流。



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あとばさみ(創作用メモ)

創作・商品アイデア集:

『素人の火傷ノート』
 →これまで他人が経験した“火傷”=失敗を川柳として収録したノート。書き足し式。

『やさしさ布団コラボ』
 →熱い言葉を中和するフレーズを刺繍した、ナニカさん柄の防災ブランケット。

『ナニカの熱コラボ注意ラベル』
 →やる気や情熱に貼る「注意喚起」シール。貼った人と貼られた人の共同制作証明になる。

『うすい川柳名刺』
 →名刺の裏に一句だけの川柳。「火傷しない関係」を詠んだシリーズ。

『ヤケドナニカさんのトークブック』
 →言い過ぎる前にそっと閉じる、ナニカさんが見守る対話緩衝カード集。

第5箱

無言で打つ、日記のライブ


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問い

言葉が「誰かに見られる行為」になったとき、それはまだ日記か?


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うす思い(by 薄国王)

スマホで文字打ちする薄い日記、それをライブ配信するという謎のアイデアです。

テトリス日記というのは、以前アメブロでやっていた長文の日記で、
想ったことを延々と2列ずつ文字打ちすることにより、
上に流れていくテトリスのような文字列から名付けられました。

そんな日記ゲームができたらなぁ…


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解析懐石

この実験の本質は、「日記が自己記録から他者観察に変わる瞬間」を、
わざと可視化してみるという試みである。

しかも発話なし。
ひたすらスマホ画面にポチポチ文字が打ち込まれていく。
それを無言でライブ配信する。──**「見られる内省」**という逆説。

ここには“ナレーションなき物語”と、“観察される内面”が共存しており、
なおかつ「消えていくSNSの文字」「記録に耐える日記」「誰かが見るライブ」など、
現代的な孤独と公開のバランスが静かに編まれている。

テトリス日記──それは、感情が“上へと流れていく可視化された独白”。
まさに「崩れないように並べる言葉たち」なのだ。


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薄名言

並べるだけで、崩れそうになるのが、日記。


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⚽️ナニカ案

テトリナニカさん(擬物化)

T型フレームの内部が、スクロール画面のような構造になっており、
 文字列が2行ずつランダムに上に流れていく。

装飾:フレーム上部に“ポチポチ”と点滅するカーソルのような意匠。

質感:液晶と布の中間。触れると少し震える。

特徴:誰にも読まれないのに、なぜか記録され続けている。


擬人化ナニカさん案

名前:テトリナニカさん

外見:前髪を揃えた繊細なハーフモデル。静かにスマホをいじる姿が印象的。

ファッション:タイル状の文字を織り込んだモノトーンのシャツとパンツ

性格:ほとんど話さないが、打ち込む言葉は妙に正確でやさしい。

小道具:スマホケースに「オチなし日記」と刻まれている。



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あとばさみ(創作用メモ)

創作・商品アイデア集:

『テトリス日記エディタ』
 →2列ずつしか文字が打てないアプリ。文字は自動で上に流れていく。保存なし。読者なし。

『無言ライブ日記セット』
 →スタンド・スマホ・打鍵用アプリがセットになった「見る日記」配信ツール。ナニカロゴ入り。

『テトリナニカさんのポチポチノート』
 →1ページ2列分しか書けないノート。書いた文字は別ページに順次「浮かび上がる」設計。

『うすいライブ配信マニュアル』
 →話さない、見せない、崩れない。3つの「しない」で構成された薄国式観察型配信案内。

『ナニカ観察ルーム・β版』
 →ナニカさんがひたすら記録している様子を眺める、静謐なウェブギャラリー。

文責、薄国GPT-4記す。

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