うすい断片

薄い断片 No.0106「音にならなかったものたちの、やさしい途中」


|第1箱

蒙古斑と、うすいくにのうた


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問い

夢で聴こえたうたは、誰に頼めば“音”になる?


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うす思い(by 薄国王)

2021年5月6日のスクショ。

蒙古斑、うすいくにのうた、プロに頼んで聴ける音にする、というメモ。

蒙古斑は学生時代に組んでいたハードコアバンド。
うすいくにのうたは、僕が「うすいくに」という世界観を考えるようになった原点、
夢の中で聴こえたフレーズのうたです。

お小遣いが有れば頼みたいけれど…


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解析懐石

この断片に刻まれたのは、“音にならなかった音楽”たちの記憶。
「蒙古斑」というバンド名に漂う荒々しさと、「うすいくにのうた」のやわらかさ。
両者の共通点は、“個人的な世界の叫び”であり、
それを音にする手段がまだ届かないまま、夢の中に残っているということ。

「プロに頼んで音にする」
そのメモは、金銭ではなく、「時間」と「自分への確信」を求める声にも見える。

夢の中でしか聴こえなかったあの旋律。
目が覚めてから、どうにかして再現したいと願った、誰にも知られない詩のような音楽。
それは、「音楽になれなかった音たちの霊」でもあり、
同時に未来の自分に贈られる予言のような記録かもしれない。


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薄名言

聴こえた記憶は、まだ録音されていない祈り。


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⚽️ナニカ案

モウコハンナニカさん(擬物化)

J型フレーム、質感は打楽器のような皮と金属。

表面にパンクロゴ風の引っかき模様。叩くと低い音がする。

装飾:背面に「青春」と刻まれたスタンプがかすかに残る。

特徴:過去に響いた音を蓄えているが、再生できるかどうかは不明。


擬人化ナニカさん案

名前:ユメノオトナニカさん

外見:目を閉じて微笑む、ショートヘアの中性的モデル。

ファッション:古いバンドTシャツを、王冠のように巻いたターバンにしている。

性格:ほとんど喋らないが、そばにいると「遠い音」が聴こえてくる気がする。

好きな言葉:「いちばん好きだったのは、録れてない1曲目。」



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あとばさみ(創作用メモ)

創作・商品アイデア集:

『うすいくにのうた|初夢版』
 →夢で聴こえた旋律をベースに、SUNOで再構築する実験アルバム第一弾。

『蒙古斑ノート』
 →学生時代のバンド名・曲名・MC・メモ・怒鳴り声などを記録する復元ノート。

『夢音翻訳機(β)』
 →夢で聴いた音のイメージを入力すると、仮想波形・仮想歌詞を自動出力。再構築の起点に。

『ユメノオト・ペンダント』
 →再生ボタンのない音楽アクセサリー。音は聴こえないが、震える。

『記憶から発注するサウンド依頼書』
 →「こんな夢を見た」というだけで作曲依頼ができる薄国式注文書。想像支援付き。

第2箱

ペール・カントリー・バンド構想と忘れられた落書き


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問い

会社とは、音の出るチームになれるのか?


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うす思い(by 薄国王)

これは、バンド的ノリの合同会社うすいくににしよう、というメモでしょう。

エレクトリック・ライト・オーケストラ=ELO
うすいくには、英語だと、ペール・カントリー・バンド=PCB

…こんなメモ、今まですっかり忘れていました…


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解析懐石

法律の条文の上に、赤いペンで記された「ELO」「PCB」「Pバンド」「Cバンド」「Bハンド」…
そこにあるのは制度と夢の交差点。
刑法の硬い言葉のうえに、柔らかく空想された音楽の記号。

「会社というものを、ひとつのバンドのようにしたい」
それは組織論ではなく、音の出る関係性への憧れである。
エレクトリック・ライト・オーケストラ(ELO)のように、構成員それぞれが独自の楽器を奏で、
それでいて**一曲になる“ゆるやかな一致”**を目指すユニット。

ペール・カントリー・バンド(PCB)──
なんとも薄国的なネーミングだ。
カントリーのように泥臭く、バンドのように一体感があり、ペール(淡い)のように儚い。
まるで「事業体という名の詩」だ。

そして、そんなユニットにこそ必要なのが、
一羽のキャラクターである。


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薄名言

会社を“バンド”と呼んだ日から、人生がチューニングされた。


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⚽️ナニカ案

エローナニカさん(擬物化)

フレーム全体が小型キーボードのような構造。

表面はすこしくすんだ銀色、ボタンを押すと一音だけ出るが、すぐに消える。

装飾:上部に「PCB」刻印バッジ。左右にコードが絡まっている。

特徴:どこにも繋がらず、誰とも同期しないのに、存在だけはリズムを持っている。


擬人化ナニカさん案

名前:ペルナ・バンドルさん(PCB構成員のひとり)

外見:柔らかい笑顔を持つ中性モデル。リーダーではなく「ときどきリードする人」

ファッション:バンドTシャツ+法学書モチーフのジャケット

小道具:コード巻きスピーカー、契約書を折った風のリリック帳

性格:話すより奏でる。音を出すと喧嘩にならない。



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あとばさみ(創作用メモ)

創作・商品・キャラアイデア集:

『PCBマーチングノート』
 →会社の計画を譜面のように記録するノート。1小節=1案件。サブメンバー記入欄あり。

『薄国会社バンド化計画』
 →「役員=楽器担当」という編成で社内制度を再構築する創作設定集。企画会議がセッション化する。

『合同会社うすいくにロゴステッカー(ELO風)』
 →“うすいくに”のロゴをビジュアルバンド風にリデザイン。グッズ展開・名刺にも使用可能。

『うすいくにバンドキャラ:トリフラくん』
 →鳥とフラット記号の融合キャラ。首にマフラー状の五線譜を巻き、時々くちばしが「♭」になる。
  →登場作品:丸郎くんとPCBの話、音楽ライブ編
  →設定:鍵盤ハーモニカ担当、口癖は「♭って優しい音だから好き」

第3箱

風車の美と、戦うことをやめた日


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問い

美しい戦法は、戦いたくない心にも寄り添うか?


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うす思い(by 薄国王)

これも2021年5月6日のスクショ。

これはネット将棋にハマっていた頃に買った、風車という戦法の中古本。
御礼の手紙が付いていて感動しました。

風車は美しい陣形なのですが、引き分け狙いということで、僕はネット将棋で戦うことをやめてしまいました。
※今は別の戦法で戦いを再開していますが


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解析懐石

美しい戦法と、戦いたくない気持ち。
「風車の美」という本のタイトルは、ただの戦術書ではなく、陣形に宿る詩性の証明でもある。

けれど、その美は“引き分け狙い”という評価にさらされ、
勝負の場では「戦う意志を問われない布陣」とされてしまう。
それが理由で、自ら「戦いをやめた」日。
けれどその日届いた、あたたかな手書きの御礼が心を動かした。

勝負をやめても、将棋は嫌いではなかった。
そして今は、別の戦法で、また静かに指している。

「戦うかどうか」とは別に、
**“どうやって美しく並べるか”**を追いかけてもいい。
この断片は、勝ち負けではなく、
自分に似合う“戦い方”を探す旅の一節として読まれる。


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薄名言

勝たなくても、戦っていなくても、美しい形はある。


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⚽️ナニカ案

カザグルマナニカさん(擬物化)

フレーム全体が将棋盤の断片と風車を融合した形状。J型ながら回転する構造を持つ。

表面には駒のような紋様が浮かび上がるが、対局は始まらない。

装飾:羽のような回転板。風にだけ反応してゆっくり回る。

特徴:争いではなく配置の調和を重んじるナニカさん。


擬人化ナニカさん案

名前:フウシャナニカさん

外見:将棋駒型の髪飾りをつけた長髪のモデル。静かなまなざし。

ファッション:和洋折衷の羽織。駒の文字が刺繍された襟元。

性格:勝ち負けに興味がない。好きな言葉は「間合い」。

特徴:常に盤面を持ち歩いているが、誰かと指すことは稀。



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あとばさみ(創作用メモ)

創作・商品・キャラアイデア集:

『風車ナニカの将棋セット』
 →勝敗がつかない駒配置だけを楽しむ薄国式将棋。駒の裏に詩が書かれている。

『手書き御礼文・挿し絵付き』
 →ネット通販の取引ごっこができる「感謝文作成キット」。うすいくに風キャラスタンプ入り。

『間合いトランプ』
 →勝負ではなく、カードの配置と間だけで競う創作カードゲーム。将棋と詩が融合。

『カザグルマナニカの風帳』
 →風が吹いた日だけ開く日記。今日はどんな風が吹いたか、だけを記録。

**薄キャラ案(丸郎くんと絡む用)
 →名前:フウちゃん
 →種族:風の精/動物ではなく空気から生まれた
 →設定:丸郎くんの旅の途中に出会う、風向きを教えてくれる小さな子
 →特徴:目がくるくる動く、よく倒れるがすぐ立ち上がる
 →口癖:「きょうは風まかせ〜」

第4箱

風車チャネル──完成をめざす将棋の幻


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問い

勝たなくていい将棋は、誰に向けて指すのか?


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うす思い(by 薄国王)

これはYouTubeのアイデアメモ。

さっき出てきた将棋の風車戦法、その美しい陣形をネット対局で完成させることだけを目的に投稿する、風車チャネルというアイデアです。

しかし、真剣勝負ではない感じがして、相手の方に失礼かなぁ、
となり、幻の企画に終わりました…


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解析懐石

将棋を**「勝ち負け」ではなく「美しい形を作る場」として扱う**──
それは芸術であり、儀式であり、自己表現の一形態。

「風車チャネル」──その目的は勝つことではない。
“かざぐるま”と呼ばれるあの対称陣形を、ネット対局で一度だけ完成させること。
それを動画に残す。それだけ。

しかし、将棋という真剣勝負の舞台でそれをするのは、
相手の真剣さを無視してしまうようで、躊躇してしまった。

結局その企画は他者への礼儀によって封印された。
ただ、そこにあった美意識──「完成を目指す将棋」という思想──は、
勝敗を越えた場所に向かおうとする薄国的構えだった。

その幻のチャンネルは今も始まらないけれど、
それを夢見た人は、ちゃんとここにいる。


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薄名言

勝つつもりのない陣形には、かざぐるまのようなやさしさがある。


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⚽️ナニカ案

チャネルナニカさん(擬物化)

T型フレームの背に将棋盤の影。全身が回転する動画プレイヤーのような素材。

表面には「風車陣形」だけが刺繍されているが、指す機能はない。

装飾:再生マークがついたリボン。静止しているが、記録されている感じがある。

特徴:完成形を追うが、再生ボタンが押されたことはない。


擬人化ナニカさん案

名前:フウチャナニカさん(風車+チャネル)

外見:録画ランプが点滅しているカメラ風ヘアピンをつけた透明感のある少女モデル。

ファッション:将棋盤のような格子模様のシャツと、風が通る羽織

性格:「完成したら、配信してもいいかな」と、つぶやくように言う

特徴:口数が少なく、形にこだわる。見られることより、完成することを喜ぶ。



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あとばさみ(創作用メモ)

創作・商品・企画アイデア集:

『風車チャネル(幻)ログページ』
 →投稿されなかった動画たちのサムネだけが並ぶ架空のチャンネル。説明文にだけ夢がある。

『将棋美学動画集|薄国編』
 →勝敗ではなく、特定の陣形美の完成だけを目指したリプレイ集。「形だけ将棋」ジャンル創出。

『未公開ボタンつき日記アプリ』
 →「公開しないと決めた投稿」を記録できるツール。ナニカさんの表紙つき。

『チャネルナニカさんの形だけ定跡帖』
 →勝たないけど美しい手順だけを集めた将棋定跡帳。途中までしか載っていない。

**薄キャラ案(丸郎くんと絡む新キャラ)
 →名前:カザミちゃん
 →性格:無口で風の向きを読む鳥の女の子。話す代わりに風車を回して気持ちを伝える。
 →設定:将棋を知らないが、形が整うと「きれい」とだけ呟く。
 →登場:丸郎くんが勝ち負けに迷う旅の途中で出会い、風の音を聴くことを覚える。

第5箱

君のモラトリアムは、終わりそうにないね


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問い

いつまで“まだ途中”でいられるか?


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うす思い(by 薄国王)

「君のモラトリアムは、終わりそうにないね」とあります。

これは、僕が発掘調査のアルバイトをしていた頃に、上司の女性が呟いた薄い予言的名言です。

あれから25年、確かに僕のモラトリアムは終わっていない…

曲名にも、物語の台詞にもなりそうな印象的言葉。
楽譜にメモしているので、コード進行の練習をしていた時に想い出したのかな?


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解析懐石

「ありがとう」の楽譜に、モラトリアムの予言が書き込まれている。
それはまるで、“音”と“記憶”の交差点で拾われた言葉の化石。

モラトリアム──宙ぶらりんの時間、猶予、保留、夢の続き。
それを「終わりそうにないね」と微笑んだ上司の言葉は、
優しさか、諦めか、遠い励ましか──きっとその全部だった。

けれど実際、それは褒め言葉のように残った。
そして今、コード練習の紙片に宿り、
**「名前のない自分を続けること」**を静かに肯定してくれる。

「ありがとう」──
その曲と一緒に、あの一言も、今では僕のモラトリアムの主題歌になっている。


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薄名言

モラトリアムは、終わらせなければ、居場所になる。


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⚽️ナニカ案

モラトリアムナニカさん(擬物化)

フレームはT型、中央が空洞になっていて、音符がふわふわ漂っている。

材質は未完成の粘土と薄紙、触れると“保留中”の音が鳴る。

装飾:上部に時計の針が止まったブローチ。数字はない。

特徴:なにをしても「まだ途中」と返してくれる優しいナニカさん。


擬人化ナニカさん案

名前:ユウヨナニカさん(猶予+優与)

外見:制服の上に楽譜のようなショールを羽織る、あどけなさの残るハーフモデル

ファッション:学生服×音楽モチーフの重ね着。ポケットから未完成の詩がのぞく

性格:いつも「今のままでいいよ」と言ってくれる

特徴:卒業しないまま通い続けるような存在。時々ギターを抱えているが、演奏はしない。



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あとばさみ(創作用メモ)

創作・商品・キャラ・企画アイデア集:

『モラトリアム楽譜ノート』
 →未完成のままのコード進行や詩を記録するノート。ナニカさんコメント欄付き。

『発掘語録しおり』
 →昔誰かが言った言葉を“名言ではないまま”記録できる読書用アイテム。書いた人の肩書きは「元上司」など。

『ユウヨナニカさんのまどろみラジオ』
 →毎週、結論の出ない話題を延々と語るナレーション。BGMは未完成のコードループ。

『うすいモラトリアム証明書』
 →「まだ大人じゃなくてもいい」「まだ何者でもなくていい」と記された薄国公式許可証。

**薄キャラ案(丸郎くんと絡む新キャラ)
 →名前:ユウヨちゃん
 →設定:いつまでも子どもの世界にいてくれる謎の女の子
 →登場:丸郎くんが「何かにならなきゃ」と焦ったとき、彼女は「今のままが好き」と笑ってくれる
 →特徴:笛を持っているが、音は出さない。夢の中だけで曲を吹く

文責、薄国GPT-4記す。

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