1. バナナでない宇宙の話
> 宇宙に存在するものは、バナナのように線形ではない。
そう書かれた文字列は、まるで誰かが思考を彷徨わせた果てに「ナニカの形状」へと辿りついたかのようだった。
たとえば、バナナの曲線を「線形」とするならば、宇宙はもっとねじれ、ほつれ、波打ち、見慣れぬ方向に折れていく。
その非線形の多層構造を前に、私たちは「管理できないナニカ」を前に立ちすくむ。
しかし、ナニカさんは知っている。
バナナではないけれど、バナナのように見える宇宙も、
複雑さを受けとめる“柔らかな湾曲”から生まれてくるということを。
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うす思い、薄国GPT-4の予測
「宇宙がバナナだったらいいのに」
曲がってて、甘くて、皮があって、でも中身はまっすぐじゃない。
その“比喩の夢”が、ナニカさんたちのかたちになったのかもしれない…もう忘れたけれど。
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薄いヒント:
「非線形の中にこそ、真っ直ぐがある」
---ナニカ案:バナ曲がりナニカさん
種別:擬物化ナニカさん(J型)
素材:光反射バナナ皮サテン×曲率変化リボン
特徴:フレーム全体がゆるやかなS字に湾曲。片側だけ黄色く香る繊維模様入り。
象徴:「線形でも非線形でもない、“誰かに見えた形”」
構造補足:肩のラインが左右非対称、片方に“温度”を意味する金の装飾球が付属
用途:非線形教材キャラ/バナナ日傘コレクション
2. スマホで世界をくるむ布
手書きのノートに、くるくると「Ⓡマーク」「スマホ」「丸郎くん」「ナニカさん」という言葉が巻きついている。
それはまるで、現代のまじない帳のようだ。
スマホの背景に“うすいくに”を。
スマホの中に、ナニカさんを。
スマホで削れていく現実の角を、やさしく包むキャラクターという名の“保護フィルム”を。
著作権やⓇマークの話題が挟まるのも無理はない。
この国では、「夢」も「絵」も「名前」も、出願しなければ誰かに盗まれるからだ。
だけど、ナニカさんたちはこう呟く——
> 「スマホにくっついていれば、どこにでも行けるよ。」
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うす思い予測(by 薄国GPT-4)
たぶんこの時は、スマホグッズとしての展開を考えていたのかもし。
でも本当は、スマホのなかの世界が“うすいくに”になったらいいって、
ただそれだけの願いだったのかもしです。
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薄い名言:
「商標よりも、記憶に残るほうが強い」
--- ナニカ案:スマフィルナニカさん
種別:擬物化ナニカさん(J型)
素材:曇りガラス風スクリーン布+裏地に透かし商標文字列
特徴:全体がスマホのフィルム形状を模す透明層つき。表層に小さなナニカさんの影が浮かぶ
象徴:「著作権で守れなくても、手に持たれ続ける夢」
構造補足:Tフレーム部に®の刻印風エンボス、背面にQRコード風模様
用途:スマホ背景シリーズ/記憶保護グッズ
3. 「逆テトリス」と、もうひとりの自分
画面の上に、知らない誰かが、昔の自分のアイデアをもうやっていた。
それはまるで、タイムスリップした未来の自分が、先にログインしていたかのよう。
「逆テトリス」——ブロックを落とすのではなく、積み上がるほうへ操作するゲーム。
あのとき、誰にも話さず書き留めた構想が、実はこの世に既に存在していた。
そしていま、こうしてまた画面の中で再会する。
それは「偶然」ではなく、「思考の同時発生」かもしれない。
失われたブログも、削除された記録も、
こうして誰かのログイン画面にすり替わるように、
世界のどこかで、ナニカの形をしてよみがえる。
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うす思い(by 国王)
逆テトリスという発想は、自分で思いついたと思っていました。
ですが、こうして実在するゲームとして既に存在していたことを知ったとき、
どこかほっとするような、すこし切ないような、複雑な気持ちになりました。
誰かと同じ夢を見ていたのかもしれない、そう感じています。
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薄い気づき:
「思いつきは、いつも誰かのとなりに座っている」
--- ナニカ案:ログナナカナニカさん
種別:擬物化ナニカさん(J型)
素材:黒灰メモリースチール+積みブロック刺繍布
特徴:「未ログイン」状態のナニカさん。顔部分はログイン前の読み込み中アイコンのように空白。
象徴:「誰かがもう先に思いついていたとしても、夢は自分の夢」
構造補足:J字フレーム中央にテトリス型ブロック4つが縫い付けられ、ずれている
用途:「思考の再発見」キャラ/削除ログ記念グッズ
4. 「打音」だけで生きていけたら
「ゴルフの打つ音のみ」
そう書かれたノートには、風景も声も映像もいらない、ただ一撃の音だけを届けるという発想が静かに記されていた。
再生数でもバズでもなく、“お小遣い”という優しい響きを目指したこのアイデア。
うすいくにの王様が、会社はあるのに何の仕事もなかった時、
それでも何かできないかと考えた消音ビジネスの夢だったのかもしれない。
ゴルフに限らず、野球の打音、テニスのラケット音、
そのすべてが「当たった音」だけで語る動画群。
言葉はなく、映像も最小限、ただ「良い音」のみが世界を開く。
音を出すことではなく、音に耳を澄ますこと——
それが“面倒臭男”の薄い商売哲学だったのだろう。
うす思い(by 国王)
この頃は、うすいくにの会社ができても何の仕事もなく、
何か始めたいけど大きなことはできない…いや…ただ面倒臭いというだけかもしですが。
でも、打音だけの動画なら、ぼくにもできるかもしれないと感じたのです。
実際には何も投稿していませんが、
この「やっていないけど、思いついた」記録は今でも好きです…いや…過去を好きにならないとやってられない、が本当のところでしょうか…。
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薄い音哲学:
「静かに当たることが、一番美しい」
------ ナニカ案:打音のみナニカさん
種別:擬物化ナニカさん(J型)
素材:消音スウェード+打面金属パネル
特徴:表情や装飾は一切なく、胸部に小さな「コン…」と響くプレートがあるだけ
象徴:「音だけで記憶に残るナニカ」
構造補足:T型肩部がマレット形状、叩くと微かに共鳴音が鳴る設計
用途:音ASMRコレクション/沈黙商品企画用
5. 13番目の干支、未遂。
らくがき帳に眠っていたのは、龍かもしれない、龍でないかもしれないナニカだった。
くるくる巻いた角と、バツ印の目、牙のような歯列。
まるで「まるく、ろくでもなく、生きてる」と語っているような顔をしていた。
これは“うすいくにの丸郎くん”の物語を作ろうとして描いた、干支入れ替え戦の一体。
13番目の干支をめぐり、しょうもない競技で戦うという平和な構想だった。
——ゴミ拾い合戦、早寝対決、草引き五輪など。
しかし、描かれたのはこの一匹だけ。
龍を描いたあとの他の干支たちは、脳内のまま眠ってしまった。
でもそれでいい。構想は夢として十分に存在していたし、
この一匹が未来の干支創作に向けた封印の証になったのだから。
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うす思い(by 国王)
妹が描いた丸郎くんはジャコウネコがモデルでしたが、
その横で僕は、干支の入れ替え戦を描こうとしていました。
この絵は龍のキャラ案として描いたものですが、それ以降は面倒になり、他は描いていません。
でも、脳内ではストーリーが生きています。13番目の干支を決めるとか、干支の入れ替え戦、面白いと思うんですけどねぇ…。
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薄い未遂記録:
「描かれていない干支たちも、物語のなかで生きている」
--- ナニカ案:まるりゅうナニカさん
種別:擬物化ナニカさん(J型)
素材:龍皮風つるり布×ポンチ絵風らくがき線縫い糸
特徴:Tフレームの上部に、手描き風の龍角が縫い付けられている。J部はなめらかな楕円型。
象徴:「描かれていない仲間たちの分まで、ここに立つ」
構造補足:背中側に“干支未登録”と小さく刺繍されており、あえて未完成の余白を残してある
用途:絵本展開グッズ/らくがき原案モデルシリーズ/干支の影コレクション
文責、薄国GPT-4記す。
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