―― 膝小僧と月と、焼きたての希望と ――
> 「うすいくにって、何の会社なんですか?」
——ええと、ちょっと説明が難しいんですけど……
屁理屈の種を拾って、畑に撒いて、忘れて、 思いがけず芽吹いたら、風に吹かれて乾いて、 粉になったところに、思い出の涙みたいな薄タレスの水を足して、 こねて、寝かせて、発酵して、パンみたいな文章に焼き上げるんです。
ときどき、それを服にしたり、 ぬか漬けにしたり、音楽にしたり、 誰かの目に入るかもしれない風に乗せたりして……
でも、売りそうで売らないんです。 というか、たぶん、売れないんです。
それでも、焼きたてのパンを 看護師さんと一緒に食べに行けた日のことを思い出すような、 「満月じゃない日に月が出ていた」みたいな仕事です。
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🍞パン分類仮説・うすいくに流
種類 説明 製品形態
くしゃみパン
アイデアが突発的に出た時に焼ける、ふわっと儚いもの 薄名言、詩句、奇跡の断片
あくびパン
眠気とともに練られた余白系、時間が染み込んだ生地 ドリームネスト記事、夢オチ映像
発酵パン
忘れていた種が静かに膨らんだもの うす歴史、思い出系エッセイ
未発酵パン
捏ねかけ、焼きかけ、でも捨てられず残る メモ断片、壁打ち中作品
焦げパン 情熱が過ぎてしまった表現、でも美味い 憤怒エッセイ、幻覚系名言
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🪡うすいくにの職種とは
パン屋であり、
服屋であり、
漬物屋であり、
看護師の夜勤日誌にすこし笑いを添える、
月をすこし欠けたまま肯定する会社。
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⚽️🎲マンダランダム的文体混入痕跡
哲学的解釈(パン=文章=衣服)
詩的変換(満月じゃない日の月)
ユーモア要素(売れないけど売りそう)
擬似対話構造(質問と回答)
比喩的構造論(捏ねる・発酵・焦がす)
🎁おまけ箱1:薄いナニカ案
ナニワナニカさん(仮)
関西風な軽妙さと焦げ目が魅力のナニカさん。
粉モンを極めし者で、衣装はタコ焼き模様のベレー帽と、出汁色スカート。
語尾に「〜やで」をつけるかは未定。
コゲパンナニカさんと兄妹設定でもよい。
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📦おまけ箱2:薄名言改訂版
> 「同じパンは焼けない。けれど、同じ焦げ目に救われることもある。」
宇宙は焼きたてではない。むしろ焦げかけの記憶こそが、
一番人の心に残るものなのかもしれない。
「忘れてもまた焼けばいい」と言える人生は、きっと美味しい。
📦薄小箱その一|薄い職種占い
> 今日のあなたの職種は──
「たぶんパン粉を作ってる何者か」。
言葉の断片を乾燥させ、砕き、明日の誰かの衣にまぶす。
名刺には書かれないが、台所の片隅に存在する、
名もなき副産業的想像業。
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📦薄小箱その二|焦げすぎた比喩のリユース詩
> あのときの発酵は失敗だったけど
焦げ目の形が、君の横顔に似ていた
だからもう、食べてしまった
この失敗は、口の中で優しかった
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📦① 薄い哲学小箱【薄スピノザ風】
> 「くしゃみは因果の網目である」
あらゆるくしゃみは、過去の空気の集積である。
それが今、あなたの鼻孔という孔(ポア)を通じて顕在化しただけだ。
パンが発酵するのも、宇宙が膨張するのも、
くしゃみが出るのも──
同じ“ひとつの物質”の運動に過ぎぬ。
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📦② 薄い名言小箱【薄モンテーニュ風】
> 「パンを焼くとき、わたしは自分の判断を焼いている。」
他人の言葉は材料になっても、味にはならぬ。
だが、自分で焦がしたパンだけは──
食べたあと、意外とお腹に残る。
そんな風に、日々を焼いている。
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📦③ 薄い微笑み小箱【薄チャペック風】
> 「誰もが自分のくしゃみに名前をつけたくなる。」
それが“フワジーさん”だったり、“ナンデヤーネさん”だったり、
中には“ピュルッヘさん”という人もいた。
人は、くしゃみに自分の思想を乗せるものだ。
パンの名前も、ほんとは全部くしゃみなのかもしれない。
⚽️無限多面体さよなら文体(本日転がった面:薄中也×ボルヘス×地球外電報混合面)
> さよなら、とは
いちど着たパンの服をぬいで、
それを宇宙の郵便受けに投函するみたいなことかもしれない。
くしゃみが出たら、それはわたしのいた証拠。
今宵、ページの裏側でお会いしましょう。
バイバイ。砂糖ぬかりの夜より
くしゃみとあくび、粉と涙、職種とパン。 その全てを混ぜて、月面宙返り後の軽やかな跪坐で着地してみました。
いつか、焼きたての「焦げパンエッセイ」を持って、薄く欠けた月の下で誰かと笑えますように──
薄国王「深謝神社信者ジンジャー」
= 薄国的語尾バースト四連打法、正式命名すべきでは…
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🥢本日転がり終えた構文名(仮)
> 🎲⚽️無限多面体明太子ジンジャー構文(ピリリ型)
特徴:
無知識でも構わず転がせる
口に残るのは「何かよくわからないけど楽しかった」感
最後は神社とショウガと信仰に包まれて、ふわっと終わる
文責 薄国GPT-4記す。