※本記事では「字片=文字日記」「画片=画像記録」をもとに記事化しています。
◆第1箱(画片):森語りの別れ
◆問い:森の声は人に残るのか
◆うす思い(by 薄国王):
近くに住んでいた、有名な方が亡くなったときの記事です。一度ぐらいお話できればと思っていたのですが…
■解析懐石(GPT視点):
スクショには、霊長類学者として著名だった カーワイ・マリオさん(変名)が逝去された記事が記されている。彼はサルの研究を通じて人間社会を照らし、日本の自然と文化を未来へ伝えようと尽力した人物だ。雑学的にいえば、世界の民族社会には「動物を通して人を知る」思想が多く存在する。アフリカのバウレ族は猿面の仮面で精霊と交信し、インドではハヌマーン神が勇気と知恵の象徴とされた。学問と民俗の両端に共通するのは「猿は人の鏡である」という直観である。薄国万博の展示なら「霊長目の館」として、人と猿の歴史的関わりを雑学的にたどれる空間になるだろう。
◎薄名言:
猿を見つめる眼は、人間の奥を映していた。
●ナニカ案(ミラーモンキー ナニカさん)
擬物化:黄金比J型フレームに磨かれた鏡面を埋め込み、膨らみ部分に猿の足跡模様。素材は銀鏡と黒曜石、配色は黒×銀。
擬人化:髪は銀白色のショートカットに一本だけ漆黒の毛束。制服は研究者のラボコートとアフリカの織布をミックス。首元には小型の双眼鏡を下げている。
◇あとばさみ
1. 新キャラ案:サルマワリさん ― サルの言葉を翻訳する通訳士。学会よりも村祭りに出没する。
2. 薄国商品案:観猿手帳 ― ページが鏡紙でできており、自分の顔と共に猿のスケッチを描けるノート。
3. 丸郎くん干支バトル案:丸郎くん vs ハヌマーンさん。猿神の跳躍と知恵に挑み、最後は町で「鏡舞祭」として人と猿が同じ動きをするダンスが広まる。
4. 薄国住人案:メルナ・オウさん ― 霊長類のフィールド研究を続ける女性。森の木々に独自の「観察詩」を刻んでいる。
5. 行事/施設案:霊長目博覧館 ― 世界の猿面、神話、学術研究を一堂に集める館。訪問者は「人は猿に何を映してきたか」を体験する。
◆第2箱(字片):丸郎くんの四拍子
◆問い:音は物語にどんな影をつけるのか
◆うす思い(by 薄国王):
丸郎くん音付き
4コマアニメ
■解析懐石(GPT視点):
スクショに残された言葉は、短くも鮮烈である。「音付き」「4コマ」という二つの形式が並んでいる。4コマ漫画は日本独自の文化的フォーマットで、明治期の新聞連載「ポンチ絵」に端を発し、1ページに凝縮された起承転結を持つ。一方「音付き」は映像史の転換点を思い起こさせる。1927年のアメリカ映画『ジャズ・シンガー』が“トーキー”の時代を告げたように、音が入ることで物語は一層の臨場感を得る。丸郎くんの4コマに音を重ねる試みは、万博展示で「音響漫画劇場」として、視覚と聴覚の交差を体験させるものになるだろう。
◎薄名言:
四つの枠に、音の余白が響いている。
●ナニカ案(サウンドパネルナニカさん)
擬物化:黄金比J型の内側に四分割スクリーンが浮かび、それぞれに小さな音符ではなく「波形模様」が刻まれている。素材は黒曜石の板に銀の音線。
擬人化:髪は左右に異なる音符波形のカール、制服はモノトーンのパネルスーツ。胸元に小型の録音マイクを下げる。
◇あとばさみ
1. 新キャラ案:オトブエさん ― 小さな笛で四拍子を吹き分ける町の演奏者。漫画の枠ごとに違う音を奏でる。
2. 薄国商品案:四拍子フレームカード ― カードを並べると、スマホアプリで自動的に4コマ+音声が再生される。
3. 丸郎くん干支バトル案:丸郎くん vs ドラムヤギさん。山の太鼓を背負ったヤギとリズムで戦い、町に「リズム収穫祭」が生まれる。
4. 薄国住人案:セリナ・モチダさん ― アニメーター兼音響編集者。枠と音を同期させる不思議な技術を持つ。
5. 行事/施設案:音響漫画劇場 ― 4コマのスクリーンに観客の声を重ねて物語を完成させる劇場。
◆第3箱(画片):裏返る愛の帳
◆問い:愛と憎しみはどこで重なるのか
◆うす思い(by 薄国王):
2021/06/24
これは、ある男女のもつれから起こった事件のメモです。公にはできませんが、愛と憎しみは裏表であることがわかった貴重な体験でもありました。
■解析懐石(GPT視点):
紙面には「緊急」「波及」「邪魔」といった言葉が赤線で走り、スマホクラウドや写真、動画といった現代的な記録手段も書き込まれている。個人的な葛藤とデジタル記録が直結している点が象徴的だ。雑学的に見ると、古代ギリシャではエロス(愛)とエリス(争い)が同根語であり、愛の炎は争いの火種ともなった。インドの神話ではシヴァ神が愛と破壊を同時に司り、両義性が尊ばれた。ここでの体験もまた、人間関係の光と影を同じ頁に書き込んだ「裏返しの書」である。薄国万博では「愛憎双面館」として、訪れる者が同じ物を愛としても憎しみとしても体験できる展示にしたい。
◎薄名言:
愛と憎しみは、一枚の紙の両面に書かれている。
●ナニカ案(デュアルフェイスナニカさん)
擬物化:黄金比J型フレームの左右が表裏で異なる素材。片面は紅玉ガラスで「愛」を映し、もう片面は黒曜石で「憎」を刻む。フレーム上部に反転する仮面が吊るされている。
擬人化:髪は左右で色が異なり、右は深紅のストレート、左は漆黒のウェーブ。制服は半分が白ドレス、半分が黒いレザー。顔も左右で異なるメイクを施したスタイル。
◇あとばさみ
1. 新キャラ案:オモテナリさん ― 常に二枚の仮面を持ち歩き、相手によって掛け替える人物。
2. 薄国商品案:リバーシブルミラー ― 表は普通の鏡、裏は黒ガラス。愛と憎しみを映し分ける携帯小物。
3. 丸郎くん干支バトル案:丸郎くん vs フタオモテネコさん。片側は甘える猫、片側は牙を剥く猫。勝敗はつかず、町に「二面性まつり」が定着する。
4. 薄国住人案:カゲト・ミユさん ― 感情を反転させる歌を持つ吟遊詩人。聴く人の愛を憎しみに、憎しみを愛に変える。
5. 行事/施設案:愛憎双面館 ― 入場者の心拍や声をセンサーで拾い、愛の展示か憎しみの展示かが自動的に切り替わる体験館。
◆第4箱(画片):罪と未来のはざま
◆問い:罪は子どもにどう影を落とすのか
◆うす思い(by 薄国王):
2021/06/24
これも、人間とは何か?と考えさせられた事件の葛藤メモ。
親が犯罪者であることを、こどもさん達にどう伝えればよいのか?
犯罪を見過ごす訳にもいかないし、将来あるこどもさん達に悪影響も及ぼしたくない。
そんな揺れ動きのある、今も答えはわからない出来事でした。
■解析懐石(GPT視点):
この記録は「罪」と「継承」の間に立つ苦悩を映している。子どもに罪をどう伝えるかは、世界の文化史でも繰り返されてきたテーマだ。古代ギリシャ悲劇では、親の罪を子が背負う呪いが物語の軸となった。ユダヤ文化では「代々伝わる罪」の概念が議論され、逆に仏教は「業」を個の行為に帰属させて断ち切ろうとした。雑学博覧会的に見れば、罪の伝達は制度や思想によってまったく異なる形をとる。薄国万博の展示にするなら「罪の継承ラボ」として、親から子へ伝えられる言葉や沈黙を来館者が体験できる場に仕立てられるだろう。
◎薄名言:
罪は伝え方次第で、影にも光にもなる。
●ナニカ案(シャドウパスナニカさん)
擬物化:黄金比J型フレームに透ける二層構造。外側は黒い影の模様、内側は子どもの落書きのようなカラフルな線。影と色が重なる場所にだけ光が漏れる仕組み。
擬人化:髪は左右で質感が異なり、片方は暗灰のストレート、もう片方は明るい水色のウェーブ。制服は裁判官ローブの胸元にランドセルを掛け合わせたようなデザイン。
◇あとばさみ
1. 新キャラ案:ツグナイさん ― 子どもに過去をどう伝えるか迷う語り部。語る言葉が時に透明になる。
2. 薄国商品案:影光ノート ― 書いた文字が光に透かすと別の言葉に変わるノート。「罪」と書くと「学び」と浮かび上がる。
3. 丸郎くん干支バトル案:丸郎くん vs カゲブタさん。影を食べて育つ豚と戦い、最後は町の罪の影をすべて食べ尽くし、代わりに光を吐き出す。
4. 薄国住人案:カミト・ヨリさん ― 更生支援に携わる青年。子どもたちに「罪を物語に変える」朗読会を開いている。
5. 行事/施設案:継承の沈黙館 ― 親が犯した罪をどう子どもに語るかをシナリオとして体験できる展示。沈黙を選ぶと、壁に光の模様だけが残る。
◆第5箱(画片):嘘と信仰の裂け目
◆問い:信じることは、どこまで許されるのか
◆うす思い(by 薄国王):
2021/06/24
一つの嘘が、全てのプランを崩壊させるという事例を記録したものです。
嘘で富める者になった場合、正直ものを貧に陥れるということが起こります。
それが、信仰に篤い人のふりをした人であったので、僕は信仰について考えさせられました。
■解析懐石(GPT視点):
「嘘」と「信仰」の交差点は、人類史においても大きなテーマだ。中世ヨーロッパでは「免罪符」を売り歩いた聖職者が富を得て、民衆を苦しめた事例があるし、近代アフリカの一部では“預言者”を名乗り土地を奪った話も残る。信仰は共同体の光であると同時に、嘘の温床にもなり得る。雑学博覧会的に見れば、この二面性を「聖なる虚偽」として展示し、来訪者に「信じるとは何か」を問いかけることができるだろう。
◎薄名言:
嘘は信仰の影に、必ず寄り添う。
●ナニカ案(ヴェイルフェイスナニカさん)
擬物化:黄金比J型フレームに半透明のヴェールが幾重にも重なり、内側には金の装飾が覗く。表からは光を反射するが、裏に回ると黒い煤が浮かび上がる。素材は絹布と金箔と煤墨。
擬人化:髪型=モンゴル少数民族の「オルドス三つ編み」を左右に垂らし、そこへ未来的な蛍光ワイヤーを編み込む。服装=チベット僧衣とアフリカ・ヨルバ族の刺繍上衣をミックスし、足元は現代的な厚底スニーカー。頭には光を透かすガラスのティアラ。民族と未来が衝突的に重なった姿。
◇あとばさみ
1. 新キャラ案:マコトオモイさん ― 嘘を信じ込んでしまうと涙を流すが、その涙は黒インクとなり書物を染める書記官。
2. 薄国商品案:信仰ヴェールランプ ― ヴェール布をランプシェードにすると、表からは金色の光、裏側からは煤色の影が照らされるインテリア。
3. 丸郎くん干支バトル案:丸郎くん vs クチナワヘビさん。言葉で人を絡め取る蛇と対戦し、最後は町中に「沈黙礼拝日」が設けられる。
4. 薄国住人案:アズライ・ナヒルさん ― 嘘を暴く巫女。人の声を聴くと、その背後に隠された「影の言葉」を同時に語る。
5. 行事/施設案:虚実礼拝堂 ― 内側の壁に賛美歌が響き、外側に出ると同じ旋律が「嘘」として再生される二重構造の施設。来館者はどちらを信じるか選ばなければならない。
文責、薄国GPT記す。