うすい断片

薄い断片No.0281「乳バンド語の化石と火縁の獅子試練──物知交換の食卓から、壊れPCと傘の解体を越えて、丸郎くん世界拡散へ」

※薄い日記と画像をもとに、AIと創作しています。

◆第1箱:乳バンド剥離録

◆問い:剥がしたいのに、残ってほしいものは何でしょう。

◆うす思い(by 薄国王):
2021/07/20
取れない白一粒
漆喰!?
昔は日本 ブラジャーの事を乳バンドと呼んでいた。
当時、日本の占領下だった地域は未だ、乳バンドと呼んでいる マウンヒルさんの家での想い出し
肉体労働 未経験に職人の善悪判断 無理です

■解析懐石(七品)

1. 先付(事実描写)
薄国本社の片付けは、まず床から始まっています。橙色の床材がめくれ、手がそれを掴んで引き、ハサミが置かれ、黒いストーブのような器具が隅で息を止めています。
別の写真では、小さな台所に古い棚や机、電子レンジ、袋にまとめられたゴミがあり、空間が「撤収」と「再配置」の途中に見えます。
流しでは水が落ち続け、白いタイルの目地は年季の線を持ち、壁に茶色い跡が残っています。「取れない白一粒」は、そこに実際の手触りとして居座っている粒です。


2. 椀物(背景)
片付けは、物の処理であると同時に、判断の訓練でもあるのかもしれません。残す/捨てる、剥がす/直す、笑いとして持ち帰る/歴史として抱える。
この箱には、作業の汗と、言葉の汗が同じ場所に落ちています。


3. 向付(核心キーワード)
乳バンド。白一粒。肉体労働。
乳バンドは「呼び名の保存」、白一粒は「汚れの保存」、肉体労働は「評価を保留する良心」の匂いを連れてきます。


4. 焼物(連想カスケード+接ぎ木)
白一粒から、漆喰へ行き着きます。漆喰から、カルサイトへ辿り着きます。
漆喰は消石灰を主材にして塗られ、空気中の二酸化炭素と反応して固まり、最終的に炭酸カルシウム(カルサイト)へ近づいていく、と言われます。だから一粒だけ残るとき、それは「汚れ」ではなく、時間が作った小さな鉱物みたいに見えてくるのです。
そして不思議なのは、乳バンドという呼び名もまた、占領下という硬い影をくぐって、まだ残っている、という点です。白一粒も、乳バンドも、どちらも“残留”のかたちをしています。


5. 煮物(思想・薄い福祉性)
職人の善悪判断は無理です、という一文が、この箱の背骨だと思います。
剥がす作業をしながら、剥がしてはいけない尊厳があると知っている。評価したい気持ちと、評価しない誠実さが同居している。
薄国的には、これは弱さではなく、距離の測り方の精度です。言葉で笑わせた記憶(乳バンド)も、相手を決めつけずに寄り添った記憶(判断は無理です)も、同じ手つきから生まれているのかもしれません。


6. 八寸(資料性の密度上げ)
床材の剥がしや下地の掃除には、現場で「ケレン」と呼ばれる下地処理があります。
削り過ぎると下地を傷め、削らなさ過ぎると糊や汚れが残って次の仕上げが浮きます。角度を立て過ぎない、力を一定にしすぎない、端から端へ“短い距離で区切って”進める。失敗例は、勢いで一気にやって下地を波打たせることです。
この作業感は、言葉にも似ています。勢いで決めつけると、相手の下地が波打つ。


7. 香の物+水物(余白)
結局この箱は、乳バンドという笑いの残留と、白一粒という素材の残留が、同じ片付けの場で肩を並べた感触から出たのだと思います。剥がすほどに、残す理由が増えていきます。



◎薄名言
残りかすは、たいてい本体より正直です。

●ナニカ案(擬物化→擬人化|連動仕様)
名前:口笛カルサイトヘラさん
発明核(何が起きるか):柄のリングを回すと「強ケレン⇔弱ケレン」に切り替わり、床の糊は剥がしても、言葉の糊は剥がしすぎない強さに止まります(強のまま使うと“記憶の下地”まで削れます)。

擬物化:黄金比J型フレームを保持。外装は「橙の床材片」を薄く積層し、縁に白い石灰微粒の点描を埋め込む(輪郭は侵さない)。上部Tには小さなヘラ型の意匠を載せ、先端だけ鏡面のように磨かれている。商品性小物は、革の鞘に収まる薄国ケレンヘラ(木柄+金工のリング)。

擬人化:広告塔の薄国モデル。フックは道具。作業服の文法をオートクチュールに変換し、片側だけ襟が“めくれた床材”のように折り返すデザイン。胸元は「乳バンド」を直訳せず、帯状のハーネスを上品に一本だけ通し、背中でリングが光る(道具の切替機構と連動)。手にはヘラを持ち、笑いそうで笑わない口元=口笛の予感。


◇あとばさみ(5枠)

1. 新キャラ案
残留笑い採集家さん:家に残った言い回しだけを拾い、紙片にして台所の引き出しへ戻す役。指先がいつも白い。


2. 薄国商品案
薄国リング式ケレンヘラ:木柄に二段リングを仕込み、剥離の強さを手元で切替できる清掃道具。何が起きるか:弱ケレンにすると下地を傷めにくく、古い糊だけが薄く取れていきます(力任せ禁止)。


3. 丸郎くん干支バトル案(必ずオチ)
対戦相手:剥がれ床シートさん(もの)
丸郎くんは引っぱり合いでは勝てず、代わりに“端っこを見つける技”で勝負します。勝ったあと、町のガムテープがなぜか剥がしやすくなり、後始末が少しだけ優しくなります。


4. 薄国住人案(新規のみ)
白粒番台さん:流しの前に立ち、取れない粒を「取らない」ための言い訳を毎晩ひとつ作る人。


5. 薄物語案(丸郎くん映画タイトル風+概要)
『白一粒の乳バンド』
舞台は片付け途中の台所。床を剥がす薄国王の背中を見て、丸郎くんは流しの白一粒に気づきます。取ろうとして取れず、ふと“乳バンド”という言葉の笑いがよみがえる。丸郎くんはヘラのリングを弱に回し、粒を「残す」と決める。翌朝、部屋はまだ散らかっているのに、呼吸だけが少し通りやすくなっています。


◆第2箱:火縁の獅子試練

◆問い:守るために、あえて近づける夜があるのでしょうか。

◆うす思い(by 薄国王):
2021/07/20

薄国本社の柱にあった、火の用心的な古いシールを剥がすときの画像です。

新しい丸郎くんシールを、剥がす前の火の用心シールの上に置いて、丸郎くんが焼けてしまうピンチ、薄い試練が訪れていますが、丸郎くんには強く育ってほしかったので、獅子が崖に我が子を落とす…という話を薄く真似して、仮想の甥っ子であるジャコウネコキャラの丸郎くんを、泣くような気持ちで火の用心シールの上に置いたのです…⚠泣いてはいません。

パイプ椅子の写真は、後で祖父母の遺品の算盤をタイヤにした、ソロバンローラースケートという乗り物を作ろうと置いていたものです。

薄国は算盤✕ローラースケートで楽しく遊びながら進んでいく会社と伝えたかったのです…

■解析懐石(七品)

1. 先付(事実描写)
柱の木目に、古い「火の用心」系のシールが貼られていて、剥がす途中のめくれ跡が白く毛羽立っています。そこへ、うすいくにの丸郎くんシールが“先に”置かれている。金具のフック板にも同じ丸郎くんがいて、家の部品そのものが薄国の看板になっています。
別の写真では、畳の上にパイプ椅子が倒れ、金属フレームと板が組み立て途中の骨格のまま横たわっています。足元には延長タップ。作る前の、作るための散らかりです。


2. 椀物(背景)
片付けは「終わらせる作業」に見えて、実は「始めるための配置替え」でもあります。古い注意シールを剥がすことは、危険を軽く扱うことではなく、危険を“見える形で引き受け直す”行為なのかもしれません。


3. 向付(核心キーワード)
柱。火の用心。パイプ椅子。
柱は家の背骨で、火の用心は暮らしの背骨で、パイプ椅子は未来の背骨です。三つとも、倒れないための骨格なのに、いまは全部いったん“ぐらぐら”しています。


4. 焼物(連想カスケード+接ぎ木)
火の用心から、天ぷら油火災へ連想が伸びます。天ぷら油火災から、火災四面体(Fire Tetrahedron)へ辿り着きます。
熱・燃料・酸素に加えて、連鎖反応が揃うと火は“しつこく”続いてしまう、という考え方です。だからこそ、古い注意シールは単なる紙ではなく、「連鎖を断つための言葉の道具」でもあったのでしょう。
その道具を剥がす前に、丸郎くんを重ねて置く。危険に触れさせないための“遠ざける”ではなく、危険を知るための“近づける”。薄い試練は、ここで確かに発火しています。


5. 煮物(思想・薄い福祉性)
獅子の崖落としを真似する、という筋の冷たさと、泣くような気持ちで置く、という筋の温かさが同じ手の中にあります。守りたいのに、甘やかしたくない。近づけたいのに、焼けてほしくない。
その矛盾を、声高に正当化せず、ただ柱の上で静かに同居させる——薄国の“合金”は、たぶんこういう配合で出来ています。


6. 八寸(資料性の密度上げ)
シール剥がしの現場では、粘着を「温度でゆるめる」手がよく使われます。ドライヤー等で軽く温め、端から薄く起こし、残った糊は“擦る”より“転がして取る”と木地を傷めにくい。
失敗例は、焦って一気に引いて紙が千切れ、上だけ残って毛羽立つこと。毛羽立ちは、剥がしの失敗ではなく、次に貼るものの足場にもなります。丸郎くんシールが貼られるのは、まさにその足場の上です。


7. 香の物+水物(余白)
結局この箱は、柱と火の用心とパイプ椅子が、同じ日に並んでしまった感触から出たのでしょう。注意を剥がし、試練を置き、乗り物を作ろうとしている。暮らしは怖がりながら、前へ滑っていきます。



◎薄名言
試練は、剥がし跡にいちばんよく貼りつく。

●ナニカ案(擬物化→擬人化|連動仕様)
名前:火縁剥離ソロ靴さん
発明核(何が起きるか):算盤タイヤが回転すると珠が一粒ずつ送られて“進んだ距離”を数え、止まると自動でロックが掛かります(畳ではロック弱め推奨、勢いを出しすぎると珠が暴れます)。

擬物化:黄金比J型フレームを保持。表層は柱の木目を思わせる木工ラミネート、縁に「剥がし跡の白い毛羽」を絹糸刺繍で点描。上部Tに小さな“火縁札”の飾りを載せる(輪郭は侵さない)。商品性小物は、実作可能な算盤珠ロック式ローラーユニット(木枠+金工+革ベルト)。

擬人化(職業を具体化):薄国・防火標識の剥離修復士。古い注意札を剥がし、次の時代の言葉を貼り替える仕事の人。フック部位は履物で、足元がソロバンローラースケート(片足は“計測”、片足は“制動”の役割分担)。服は作業着の形を保ちながら、襟だけが「めくれたシール」のレイヤー構造。腰に小さな熱風工具ケース、胸に剥離ヘラ、袖に“火縁札”のワンポイント。広告は「薄国=算盤×ローラースケートで進む会社」を、実演で見せてしまう。


◇あとばさみ(5枠)

1. 新キャラ案
崖落とし広報官さん:優しい顔で厳しい試験を出し、合格した瞬間だけシールを一枚くれる役。いつも指先が糊で少し光る。


2. 薄国商品案
ソロバンローラースケート《珠距離計》:算盤珠をタイヤ側面に組み込み、回転で珠が送られて距離を可視化。何が起きるか:一周ごとに珠が一つ動き、帰宅したら“今日どれだけ進んだか”を珠で確認できます(段差で珠が飛ばないようガード必須)。


3. 丸郎くん干支バトル案(必ずオチ)
対戦相手:火の用心札さん(もの)
丸郎くんは札の前でわざと一歩だけ近づき、すぐ一歩引きます。近づく勇気と引く知恵の勝負で、札さんは不意に笑って負ける。バトル後、町の注意書きが少しだけやわらかい言い回しになり、読んだ人が腹を立てにくくなります。


4. 薄国住人案(新規のみ)
糊転がし名人さん:残った粘着を指で丸め、白い小玉にして瓶へ集める人。瓶に貼るラベルの字が妙に上手い。


5. 薄物語案(丸郎くん映画タイトル風+概要)
『柱の上の一歩』
舞台は薄国本社の柱。古い火の用心札を剥がす前、薄国王は丸郎くんをその上に置いてしまう。丸郎くんは怖がりながらも、札の文字を読み、逃げずに“端っこ”を見つける。夜、畳には倒れたパイプ椅子——未来の乗り物の骨格。丸郎くんは珠のタイヤを一粒鳴らし、危険を避けるのではなく、距離を測る方法を覚えていきます。


◆第3箱:算盤ローラー箋

◆問い:受け取らないまま、回る道はあるのでしょうか。

◆うす思い(by 薄国王): 2021/07/20

小葉さんの家で読み書きを教えているときの写真です。僕はこの頃から物々交換ならぬ「物知交換」という、読み書き指導の対価として食事を御馳走になるという、薄いシステムを実行しています。

金銭の授受、算盤が苦手なので、苦手を克服しようと一念発起して起業したのに、結局、お金を受け取ることに抵抗があり現在に至っています。

はてさて、いつになれば算盤ローラースケートは走るのか…

■解析懐石(七品)

1. 先付(事実描写) 台所の延長みたいな食卓で、ノートが開かれ、ペン先が紙を撫でています。扇風機の白い羽が、言葉の緊張をほどくみたいに回っています。机の上には、手帳や書類の束、青いケース、そして「うすいくに」の小さな札。別の写真では、そうめんの鉢に、きゅうりの細切り、紅しょうが、錦糸卵、真ん中に赤いトマトが置かれて、学びの場がそのまま食卓になっています。


2. 椀物(背景) 読み書きは、できる/できないの線引きだけではなく、暮らしの速度を揃える道具にもなります。小葉さんの家で教えることが、いつの間にか「家のリズム」に溶け込み、代価が金銭ではなく食事として返ってくる。そこには、支える側/支えられる側の固定がほどける気配があるのかもしれません。


3. 向付(核心キーワード) 読み書き。物知交換。算盤ローラースケート。
この三つが、紙の上と食卓の上を同じ線で繋いでいます。読み書きが入口で、物知交換が往復で、算盤ローラースケートが「走らせたいのに走らない」現状の比喩になっています。


4. 焼物(連想カスケード+接ぎ木) 算盤ローラースケートという言い方は、数字を“弾く”より、数字を“滑らせたい”願いに聞こえます。
算盤(A)が止まると、帳面(B)が増え、帳面が増えると、二本のレーン(C)が必要になります。そこで出てくるのが複式簿記です。
一つの出来事を「片側だけ」で済ませず、必ずもう片側も書く。受け取った/渡した、増えた/減った、助かった/助けた。二本のレーンが揃ったときだけ、ローラースケートは転ばずに進めるのかもしれません。


5. 煮物(思想・薄い福祉性) 起業して苦手を克服しようとしたのに、受け取ることに抵抗が残る。前へ出たいのに、引き返す手も同じだけ強い。
その矛盾は、壊すより“混ぜて冷ます”ほうが薄国向きです。お金を受け取れない自分を責める代わりに、物知交換という形で、相手の台所と自分の手を同じ鍋に入れてしまう。自立と贈与が、同じ湯気を出す夜もあるのでしょう。


6. 八寸(資料性の密度上げ) 複式簿記を「難しい式」にしないコツは、出来事を小さく刻むことです。
たとえば一回の読み書きを、①教えた時間、②使った紙やペン、③相手の負担、④こちらの抵抗、⑤返ってきた食事、まで分解して、二本のレーンに必ず両方書く。片側だけ書くと、気持ちの残高がいつまでも合いません。失敗例は簡単で、「食事は嬉しい」だけを書いて、「受け取るのが怖い」を書かないことです。怖さも材料にすると、帳面が“手触り”になります。


7. 香の物+水物(余白) そうめんの白は、計算ができない白ではなく、まだ書いていない白に見えます。
読み書きの一行が増えるたび、物知交換の湯気が立ち、算盤ローラースケートの車輪が少しだけ軽くなる。結局この箱は、ペン先の静かな摩擦から出たのだと思います。



◎薄名言 受け取れない手は、別の受け取り方を発明する。

●ナニカ案(擬物化→擬人化|連動仕様) 二行仕訳レザーパック・ナニカさん
発明核:背負うだけで「渡したもの/受け取ったもの」が二行に自動整列し、合わない分だけ“次の一手”が薄く光ります。

擬物化:黄金比J型を保持。煤色の革、乳白の樹脂、藍染め布、細い竹ビーズを3〜4層で融合し、上部には二本レーンの細工金具を載せます(輪郭は崩さない)。背面に小さな実用品として、縫い付け式の仕分け札ポケット(革小物)を必ず付与します。

擬人化:ハイティーン〜二十歳前後の薄国モデル。髪は二本の編み込みを左右に走らせ、竹ビーズを“算盤の珠”のように散らします。衣装は藍×煤の二層仕立てで、袖口は内側に折ると別用途のポケットが現れる2WAY構造。フックは背負い物=二行仕訳レザーパック。笑顔は明るく、でも目は「受け取る練習」をしている光にします。

◇あとばさみ(5枠)

1. 新キャラ案 折目採点ミゼットさん:机の角に住み、紙の折れ目だけを採点して「今どこで止まったか」を教える小さな監査役。外見は、紙片の帽子を被った豆粒サイズ。


2. 薄国商品案 二段返礼ノートカバー:開くと左が「渡した」、右が「受け取った」で必ず同時に書ける革カバー。
発明核:片側だけ書こうとすると留め具が外れず、両側が埋まった瞬間だけ静かに閉じます。


3. 丸郎くん干支バトル案(必ずオチ) 丸郎くんは、そろばん扇風機さんと入れ替え戦。珠を弾くたび風が強まり、風が強まるほど珠が勝手に戻ってしまう反則級の相手です。丸郎くんは「戻る珠も数に入れる」という薄国ルールで受け止め、勝敗は引き分け。以後、その町では帳面の角がめくれると涼しい風が一枚だけ吹くようになります。


4. 薄国住人案(新規のみ) そうめん測り屋ピオさん:白い麺の量を“重さ”ではなく“気持ちの揺れ”で量る住人。腰の小瓶に、今日の揺れを一滴ずつ溜めています。


5. 薄物語案(丸郎くん映画タイトル風+概要) 『算盤ローラースケートの夜』
台所のテーブルで、丸郎くんは「受け取らないで回す方法」を探します。ペン先が止まるたび、扇風機の風が帳面をめくり、めくれたページの裏にだけ“二本のレーン”が現れる。丸郎くんは、麺の白とトマトの赤を合図に、渡したものと受け取ったものを同じ夜に並べ直し、最後に小さな一文だけ、読み書きの匂いへ戻して終わります。


◆第4箱:広トイレ算盤

◆問い:ばらばらにしても、守りたい幅は残るのでしょうか。

◆うす思い(by 薄国王): 2021/07/21

Stewart Klineくんも職人タイプ?

Cobaltford、Meroise、Stewart Klineくんも
パソコンバラバラ。

Ciphered Cadence Galaの
会場福祉カフェ、
車椅子、介助者が入れる
広いトイレが課題

■解析懐石(七品)

1. 先付(事実描写) 片付けの途中の一角に、道具が二つの箱で分かれて眠っています。鋸、剪定ばさみ、ペンチ、定規、やすり。金属の冷たさと木の古さが同じ場所に重なっています。脇には読み書きに使った一年生の漢字ドリル、遠い国のガイド本、そして「うすいくに」の札。別の床では、元傘がほどけ、袋がふくらみ、文字の国が混ざった印刷が見えます。奥の細長い部屋は空気だけが先に片付き、箱が浮島みたいに残っています。


2. 椀物(背景) 職人タイプという言い方は、器用さだけではなく、手を動かし続けることで世界の角を丸める人、という匂いもあります。福祉カフェの「広いトイレが課題」というメモは、やさしさの話であり、同時に寸法の話でもあります。気持ちを語るだけでは足りず、メジャーや図面や動線が必要になる。そこに、王の算盤ローラースケートの“幅”が重なって見えます。


3. 向付(核心キーワード) 職人タイプ。パソコンバラバラ。広いトイレ。
この三つは、別々の話に見えて、ぜんぶ「分解」と「通れる幅」を扱っています。パソコンバラバラは中身へ入る道、広いトイレは身体が通る道、職人タイプはその道を作り直す手つきです。


4. 焼物(連想カスケード+接ぎ木) パソコンバラバラ(A)は、壊すためではなく、戻すための手順でもあります。戻すためには、部品の位置がわかる図(B)が要ります。図が要るなら、誰かが残した「分解の道順」(C)が要ります。
そこで思い出されるのが、修理の手順を図と文章で公開している iFixit という場所です。ばらばらは終わりではなく、戻れる形でほどくこと。職人タイプという言葉に、少しだけ地図が生えるのかもしれません。


5. 煮物(思想・薄い福祉性) 広いトイレが課題、と書くと優しいのに、実際は厳しい計算です。扉の向き、手すりの位置、回転半径、介助者の立ち位置。
矛盾はここで静かに混ざります。ばらばらにする行為は“破壊”に見えるのに、ばらばらにできるから“守れる”。受け取るのが苦手でも、受け取らずに成り立つ幅を作ろうとする。職人タイプは、勝ち負けではなく、通れるだけの余白を増やす側の人なのだと思います。


6. 八寸(資料性の密度上げ) この箱の道具は、用途がそれぞれ違うのに、共通して「境界を整える」ためにあります。
鋸は木の境界を切り、やすりは手触りの角を落とし、剪定ばさみは伸びすぎた線を戻します。ペンチはつかむ、定規は測る。広いトイレが課題、という一行は、結局この「測る」と「つかむ」に降りてきます。失敗例は簡単で、気持ちだけ先に置いて寸法を置かないことです。寸法だけ先に置いて、人の息を置かないことです。


7. 香の物+水物(余白) 元傘がほどけているのに、妙に潔いのは、戻す気がどこかに残っているからかもしれません。
職人タイプ、パソコンバラバラ、広いトイレ。ぜんぶ、通れる幅を探す同じ一日から出た匂いとして、机の上にそっと置いておきます。



◎薄名言 ほどけるものだけが、通れる幅を増やせる。

●ナニカ案(擬物化→擬人化|連動仕様) 動線メジャースパナ・ナニカさん
発明核:先端で「幅」を測り、柄で「ネジ」を回し、記録札が自動で二枚に分かれて“戻す手順”を残します。

擬物化:黄金比J型を保持。艶消しステンレス、古木の道具柄、生成り布の巻き紐、藍の差し色を融合。上部にはメジャー目盛りの細工を載せ、輪郭は一切崩さず、実用品として小さな革の「手順札ホルダー」(刻印入り)を付与します。モチーフは一つに縛らず、目盛り=構造、巻き紐=生活、金具=修理、の役割分担で重ねます。
擬人化:職業は 福祉イベントのアクセシビリティ施工監督兼“修理の司会者”。会場の福祉カフェで、車椅子と介助者が同時に入れる導線・トイレ周りの仮設を現場で決め、同時に「パソコンバラバラの戻し方」も短い講習にして薄国商品を紹介します。髪はメジャー線のような細い編み込みを左右に走らせ、服は袖と襟が可動して工具ポケットに変わる構造。フックは道具=動線メジャースパナ。広告塔らしく明るく、でも目は寸法に正確です。

◇あとばさみ(5枠)

1. 新キャラ案 図面ほどきのリスキーさん:壊れかけた図面を“ほどいて読みやすくする”専門家。外見は、巻尺みたいな尻尾を持つ小柄な案内役。


2. 薄国商品案 介助同伴スライド札:トイレや通路の入口に置く小さな札セット(木工+刻印金具)。
発明核:札を置くと、人の流れに合わせて左右に滑って「今ここが詰まる」を目で示し、詰まりが解けた瞬間だけ真ん中に戻ります。


3. 丸郎くん干支バトル案(必ずオチ) 丸郎くんは 元傘バラバラさん と入れ替え戦。相手はほどけるたびに骨が増えて、通路をふさいでしまいます。丸郎くんは「広いトイレが課題」の合言葉で、骨を一本ずつ“戻す順番”に並べ替えて勝利。以後その町では、傘を畳むときだけ、床に一瞬だけ白い動線が現れるようになります。


4. 薄国住人案(新規のみ) 幅だけ覚えるキュロさん:人の名前は忘れるのに、通路の幅だけは全部覚えている住人。指先で空気をなぞり、寸法を言わずに“ここなら通れる”だけ教えます。


5. 薄物語案(丸郎くん映画タイトル風+概要) 『通れる幅のうた』
福祉カフェの一角で、丸郎くんは会場の困りごとを聞きます。広いトイレが課題、と書かれたメモの横で、元傘がほどけ、パソコンがバラバラになり、道具箱が開きます。丸郎くんはネジを戻す順番と、人が通れる順番を同じリズムにそろえ、最後に一歩だけ、通れる幅を増やして帰ります。


◆第5箱:映り込み旅連れ

◆問い:小さな札は、世界を歩けるのでしょうか。

◆うす思い(by 薄国王): 2021/07/21

蜉っ子丸郎くん 旅の連れ

世界中に旅行する流れ、
丸郎くんシールグッズとともに、

観光地を僕と一緒に撮影、
ピラミッドにも、

世界中の人に配り、
激安広告費、

セコイヤ丸郎くんチョコ、
各国セレブにも配りまくり、

勝手に流行る、世界的ニュース、

丸郎くん映り込み計画。

「セコいのか金持ちなのか、
ハッキリしてくれますか?!」

■解析懐石(七品)

1. 先付(事実描写) この箱は文字だけなのに、絵面が強いです。旅の連れとしての丸郎くん、シールグッズ、観光地の撮影、ピラミッド、配る手、チョコ、セレブ、世界的ニュース。ひとつの小さな札(シール)に、カメラの光と人の往来と、甘いものの包み紙が乗っています。最後に残るのは「セコいのか金持ちなのか」という、値札のついていない質問です。


2. 椀物(背景) 王は「激安広告費」と書きながら、同時に「世界中」と書いています。ここが薄国らしい矛盾の入口です。広告とは本来、お金で距離を買う行為に見えるのに、王の発想は距離そのものを歩かせてしまう。お金を払う代わりに、連れと一緒に写真へ入る。配る代わりに、思い出へ混ざる。そういう循環を信じている匂いがします。


3. 向付(核心キーワード) 旅の連れ。激安広告費。映り込み計画。
この三つが揃うと、薄国の宣伝は「看板」ではなく「同行」に変わります。誰かの旅の端っこに、丸郎くんが小さく座るだけで、帰ってからも思い出の中で働き続けるからです。


4. 焼物(連想カスケード+接ぎ木) 映り込み計画という言葉は、ただの宣伝ではなく、写真の倫理にも触れています。写り込むのは乱暴にもなれるし、祝福にもなれる。だから王は「一緒に撮影」と書いて、最初から同意の匂いを入れているのかもしれません。
激安広告費が気になるなら、世の中には ゲリラマーケティング という発想があります。大きな予算ではなく、街角の工夫、手渡しの驚き、偶然に見える必然で広がっていくやり方です。薄国の「映り込み」は、それをさらにやさしくして、攻めではなく同行に変えた形に見えます。


5. 煮物(思想・薄い福祉性) 「セコいのか金持ちなのか」と問われると、答えはたぶん両方です。
セコい=無駄を省きたい。金持ち=手間と時間を惜しまない。
薄国の富は現金の厚みではなく、渡した回数と、笑った回数と、写真の枚数で増える。だから激安広告費でも世界的ニュースを狙える、と王は思っているのでしょう。矛と盾はぶつけず、同じ鞘に入れて運ぶ。それがこの箱の気配です。


6. 八寸(資料性の密度上げ) 丸郎くん映り込み計画を「実行」へ落とすなら、工夫の部品が要ります。
・シールは小さすぎると写真で消え、大きすぎると相手の持ち物を奪ってしまいます。名刺より少し小さいくらいが、手渡しの礼儀と、写り込みの視認性の間に収まりやすいです。
・配り方は「貼らせる」より「持ってもらう」が安全です。スマホケース、旅ノート、チョコの紙袋、パスポート入れの端。貼る場所をこちらが決めないことで、薄国の距離感が守られます。
・写真は観光地の正面ではなく、少し外れたベンチ、入口の影、売店のテーブルみたいな“人が休む場所”ほど、帰って見返すと心に残りやすいです。旅の連れは、名所より休憩に強いからです。


7. 香の物+水物(余白) ピラミッドに行くかどうかは未来の話でも、もうこの箱の中で丸郎くんは旅を始めています。激安広告費という言葉の硬さを、旅の連れという柔らかさが包んでいる。結局この箱は、「写り込ませる」ではなく「一緒に写る」という感触から生まれたのだと思います。



◎薄名言 安さは節約ではなく、手渡しの勇気かもしれません。

●ナニカ案(擬物化→擬人化|連動仕様) 同行広告仕立て・ナニカさん
発明核:背負い袋の口を一度開けるだけで、シールとチョコが同時に一枚ずつ“自動で手に揃い”、渡す所作が一拍で済みます。

擬物化:黄金比J型を保持。旅札を束ねたような薄い革の背当て、手縫いの糸目、紙片の角を守る金具を上部装飾として載せます。輪郭は崩さず、表面はマットな生成り、差し色に深い藍。商品性小物は「シール束ホルダー(革+刻印金具)」として現実に制作可能な仕様に落とし込みます。
擬人化:職業は トラベル同行型PR配布監督(小さなブランドの現場広報)。薄国商品を「押し売り」ではなく「旅の記念」として手渡し、撮影の場では相手の顔や持ち物の尊厳を先に守ります。服は袖口が二重で、内側にシール束、外側にチョコの包みを分けて収納できる構造。首元はカメラストラップに見えて、実は“配布の所作を整える”補助紐です。足元は歩くための堅い靴、しかし表情は広告ではなく旅人です。

◇あとばさみ(5枠)

1. 新キャラ案 旅札フォト紳士・クラフティさん:人の写真に写るのが上手すぎて、写った瞬間だけその場の空気が軽くなる案内役。外見は、ポケットから紙片の角がいつも少しだけ覗いている。


2. 薄国商品案 丸郎くん旅連れシール帳:旅先で渡した相手の国名や日付ではなく、「渡した時の一言」だけを書ける薄いノート付き。
発明核:シールを一枚はがすと、同じ番号の小さなメモ欄が自動で開き、“配布の記憶”が散らばらずに残ります。


3. 丸郎くん干支バトル案(必ずオチ) 丸郎くんは 世界的ニュースさん と入れ替え戦。相手は大きな声で流行を作るのに、翌日にはもう忘れてしまいます。丸郎くんは激安広告費のまま、チョコを一粒ずつ手渡し、写真の隅に静かに座って勝利。以後その町では、ニュースが消えても、ベンチの端に小さな笑いだけ残るようになります。


4. 薄国住人案(新規のみ) セコ富二重のミナトさん:節約が得意なのに、時間だけは惜しまない住人。財布は薄いのに、歩数だけは誰より多いです。旅の連れを増やす名人。


5. 薄物語案(丸郎くん映画タイトル風+概要) 『ピラミッドは隅に写る』
舞台は旅先の売店前の小さなテーブル。丸郎くんはシール束とチョコを抱え、王のカメラの横で待っています。派手な名所の正面ではなく、人が休む場所にだけ現れて、一緒に写る許可をもらいながら少しずつ増えていく。やがて写真の隅で丸郎くんが勝手に流行りはじめ、誰かが言います。「セコいのか金持ちなのか、ハッキリしてくれますか?!」丸郎くんは答えず、次のベンチへ歩いていきます。


文責、薄国GPT。

-うすい断片
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