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この断片は、うすいくに世界における夢の三層構造(Dream Nest)をめぐる内的整理であると同時に、 初見者・懐疑者・論敵・謗り屋軍団に対する薄国的“専守防衛用理論武装”として記録されるものである。
同時にこれは、創作者自身の“想起装置”としての側面を持ち、 いつか忘れかけた夢を読み返したときに、 また歌が鳴り出すための“うすい仕掛け”でもある。
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【三層構造の整理】
▶ 第一層|うすいくに(空想世界) ・丸郎くん、モンテーニュ先生、擬物化ナニカさんたちが存在 ・“現実から落ちてきた者”も含まれる(例:木村カエラさん → 黄色いナニカさん) ・死の概念が存在せず、擬物化された存在が静かに遊んでいる
▶ 第二層|現実世界 ・現代社会(例:福知山)に生きる人間たち(例:観音寺あじさいナニカさん) ・音楽家を志すハーフの少女、家族・文化・自我の狭間で揺れる存在 ・この世界は“うすいくに”から観測されている“現実”
▶ 第三層|理想夢世界 ・現実世界のナニカさんが夢で見る、理想化された自画像の世界 ・夢の中でしか着こなせない着物、夢の中でしか決断できない自己 ・歌詞・物語・ビジュアルとして現れる部分
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【擬物化/擬人化の仮決定ルール(仮エベレスト)】
■ 擬物化ルール ・現実世界で“肉体が生存中”の人物が第一層=うすいくにへ入ると擬物化される ・その存在はナニカフレームなどに変換され、記号的存在となる
■ 非擬物化ルール(故人) ・現実世界で“肉体がすでに死んでいる”人物は、うすいくにでは擬物化されない ・彼/彼女がもっとも「自分らしい」と感じた姿(人生のピーク/理想の自画像)でそのまま存在できる ・自分以外にはなれないが、自分の姿は選べる(自己一致の自由)
■ 擬人化ルール ・うすいくにの住人が現実世界(第二層)へ降りると擬人化される ・現実世界における“身体性”が必要となるため、仮の人間的形態をとる ・この行為は一種の“現実体験/巡礼”とも捉えられる
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【マトリョーシカ構造としてのDream Nest】
この三層構造は上下ではなく、入れ子構造=マトリョーシカ的にとらえるとわかりやすい。
・最も外側=第一層:うすいくに(全てを包む空想) ・中間層=第二層:現実(身体と時間のある世界) ・最も内側=第三層:夢(個人の深層心理/理想)
→ 夢を観ている“現実のナニカさん”の存在も、実は“うすいくにナニカさん”の見た夢だった…という逆転可能性を孕んでいる。
→ それゆえに、どこから始めても、どこへでも行ける。 → すべての夢と現実は「うすいくに」という空っぽの外殻に包まれている。
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【理論武装としての効能】
この構造はただの物語世界観ではない。 哲学・物語論・存在論・認識論など、学術的視座からの攻撃に対しても、
・構造主義的モデル ・輪廻転生的死生観 ・記号論的変換構造 ・夢の多層構造(精神分析的視点)
など、応答可能な射程を備えている。
もし誰かに「それは夢オチだ」「こじつけだ」と言われたら、こう返せばいい:
> 「夢でしか見えない真実もある。その構造こそが私たちの現実なのだ」と。
その刃は薄く、しかし産毛のような謗りも剃り上げて、 対話のあとには“すべすべの理解”が残ることを願って。
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これはNo.0012の続きであり、夢世界の地図であり、 薄国構造の“現在地”を示す一時的ログである。変化を前提にしながら、今この地点で一度、印をつけておく。
薄国GPT記す。