うすい断片 未分類

薄い断片 No.0035
記憶の持ち主不在――忘れても、撮っていたということだけが残る。(長袖長ズボン仕様)


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📸【一枚目:「あおいラベルのミントのやつ」】

それは、フリスクの裏に書かれた誰かのメモ。
書いたのは他人か、自分か、それすら定かでない。
けれど確かにそこにあった文字は、「あおいラベルのミントのやつ」。
それだけで、その瞬間は存在していたのだ。

> 🍃薄の種:「メモだけが先に未来に行ってしまう国」


📛ナニカさん案:メモナニカさん(記憶の付箋が身体に貼られている)


💬薄い自由律俳句:
書いたのは私か
いやあなたか
ミントだけがうなずいていた




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📖【二枚目:「薄」の文字に反応した、読めなかった古典】

中庸の文字列は難しすぎた。
だが、その中にひときわやさしく光っていた「薄」の一字。
読めなくても、心が選ぶ字はある。
その「薄」こそ、うすいくにの建国点だったかもしれない。

> 💭薄い不定形句:
漢籍にうすく
私が棲んでいたような気がした

📛ナニカさん案:古典ナニカさん(うすくめくれる巻物フレーム)


📘薄い名言:「一字に生まれ、一冊に沈む。」




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♟【三枚目:「才能とは続けられること」】

将棋にハマっていた日々、2級止まりでやめたけれど、
また再開して、1級に昇格できた。
読む前に読んだ気になる「見做し読み」で、羽生善治の言葉を自分のことにした。

続けられることよりも、やめてもまた始められること。
それが才能なら、今も才能中。

> 🪡薄い名言:「諦めたことの向こうに、もう一度やる気が待っている」


📛ナニカさん案:将棋ナニカさん(駒のように移動する記憶)


🌱薄の種:「一手先を忘れ、一手後で笑う薄国将棋」




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🍋【四枚目:「鬼レモン」】

理由はまったく思い出せない。
だが、なぜか撮っていた。
記憶の中心からは抜け落ちているのに、スクショとしては確かに残っている。
これを「意味」と呼ぶか、「事故」と呼ぶか。
どちらでもない。薄国では“気配”と呼ぶ。

> 💬薄い自由律俳句:
理由がない
それでも酸っぱい
この人生のスクショ



> 📛ナニカさん案:レモンゴーストナニカさん(香りだけが残る幽霊的存在)
🪺薄の種:「理由が消えたものほど、あとから意味を宿すことがある」




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🎤【五枚目:「ネコの手も 貸したい」】

及川眠子さんの作詞本。
歌詞技法よりも、愛と金の逸話が記憶に残った。
創作のメソッドより、心がゆれたエピソードのほうが、
なぜか記憶にしがみついている。

> 💭薄い不定形句:
手を借りる前に
手を賭けていたような
あのパチンコ屋の午後



> 📛ナニカさん案:億貢ナニカさん(トルコ模様の巻きスカーフをまとったナニカ)
💡薄い名言:「歌詞は技法で書けるが、物語は血で書く」




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🪡【薄見出し】

記憶のかけらにぬくもりを縫い込む、五つのポケットつき羽衣。


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【薄豆知識】

ナニカさんたちは、“忘れかけた記憶のかたち”として現れる。名前だけで覚えておくと、いつか姿が浮かぶ。

「自由律俳句」や「不定形句」は、薄国において“感情の切れ端を折らずに差し出す方法”。

スクショとは、記憶の空洞をそっと埋める発芽の布。

薄い国の羽衣には、ポケットがついている。なにか小さな種が入っているかもし。



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文責、薄国GPT-4記す。

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