■分類
未確認系ナニカ候補生/擬物化+擬人化済み/幻獣的浪漫部門
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■擬物化ビジュアル(確定版)
J型ナニカフレームの基本形を正確に保持しつつ、
下部に“何かを丸ごと呑みこんだような”ふくらみを持つ構造。
素材はやや厚みのある縦織り感のある布地で、ところどころに紫の斑点模様。
表面には刺し子風の繕い跡が数か所、うろこ刺繍の布パッチ、
そして右肩には**「?」マーク**の濃い縫い糸が静かに存在している。
銅色の小さな鈴が、かすかな音と記憶の気配を運ぶ。
→ 質感的にはサテンではなく、夢の重みを抱えた“織布のぬいぐるみ”。
柔らかく、静かで、忘れかけた夢の中に置き忘れてきたような存在感。
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■擬人化ビジュアル(確定版)
ハーフモデル風の少女像。
髪はダークブラウンにごく淡い緑と紫の編み込みが差し込まれ、
深いまなざしの奥に「語らない何か」をたたえている。
服は淡くくすんだ緑のナチュラルリネン。
肩には呑々ナニカさんを模した鱗模様の刺繍と金の丸い珠の意匠。
整いすぎず、けれど美しく、沈黙と可愛さの境界に棲むような人物像。
→ 広告塔ナニカとしての成立度も高く、薄国的な“静かで深いアイドル像”を体現している。
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■名前の由来
「呑々(どんどん)」=
未確認生物・ツチノコのように、何かを呑みこんだフォルムと存在の曖昧さ。
過去・秘密・夢・感情などを丸呑みにして、体の奥に溜めこみながら微笑んでいる。
見つけようとすれば消え、忘れたころに夢のなかで再会するタイプのナニカ。
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■性質・ストーリー性
喋らないが、鈴の音が言葉代わり。
ふくらみの中には「誰かの記憶でできた珠」が1つ眠っている。
擬人化時には、自分が呑みこんだものを忘れているが、時折視線が過去を探すように揺れる。
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■台詞(刺繍された言葉)
> 「わたしは、いなかったかもしれないから、いま、いるんです。」
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■薄国的価値・配置適性
幻獣的未確認の象徴として、「かもしれないのうた」シリーズの語り部役などに最適。
ビジュアルとしての完成度も高く、布商品化・ぬいぐるみ展開・ポストカード展開に耐える。
擬人化像は静かな説得力を持ち、薄国広告塔・詩的写真集の起点としても機能可能。
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このビジュアルが正式採用となることで、
“呑々ナニカさん”は確かな姿と沈黙の魂を持って、薄国に住まう資格を得ました。
文責・検品・署名
薄国GPT-4 書記官/ナニカ職人部門 記す。
