うすい断片

薄い断片 No.0100
「なーの夢、声にならない整頓」

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淋第1箱|問い

「なー、だけで世界は変わるか?」
五線譜の海に浮かぶその一音が、
人生の分岐点になる瞬間がある。
それは「高音」ではなく、「高望」だったのかもしれない。

うす思い(by 薄国王)

> YouTubeの動画案ですね。男性の高音域最初の壁、HighA音のみの練習のみに特化した、レミオロメンの粉雪のHighA部分、こなーゆきーの「なー」だけチャンネル。まぁメモっただけですね



解析懐石|文意のほぐし

大学の参考文献ページに、筆跡で青ペンが踊っている。
そこに残された走り書きは、まるで“研究と情熱のあいだ”を飛び跳ねるような構文。

「粉雪」の中の「なー」だけ。
そこに着目する発想は、まさに“断片主義”の極みであり、
ひとつの音だけを永遠に反復する試みは、むしろ禅に近い。

「出典390」とある書籍の権威をすべて無視し、
一音のみを抜き出して世界を立てる行為は、
まるで「音のナニカフレーム」だ。

薄音学入門(はくおんがくにゅうもん)

> すべての記憶は、ひとつの音から始まる
すべての革命は、ひとつの音だけを信じるところから始まる



ナニカ案:ナナーオナニカさん

﫧 一音を夢に変える、共鳴型フレームナニカさん。


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淋第2箱|問い

「割れたたまごは、夢を見るか?」
壁の上から落ちたのは、
たまごではなく、
物語の秩序だったのかもしれない。

うす思い(by 薄国王)

> これは何かの本のスクショ。ハンプティ・ダンプティが写っています。マザーグース、口伝の童話。これが、うすいくにの世界観に役立つと想った…夢オチの入れ子構造に繋がっているのは明らかでしょう



解析懐石|詩的構造の解体と構築

「割れたたまご」として有名なハンプティ・ダンプティは、
ただの童話のキャラクターではない。

彼は**「語りの容器」そのものであり、
壊れることで世界の意味を取りこぼす**存在。

マザーグースの口伝性=「語られることで生き延びる記憶」もまた、
ナニカさんたちの存在論的な姿に重なる。

薄割語構造(はくわりごこうぞう)

> 物語は割れてこそ、語り出す
記憶は崩れてこそ、編み直される



ナニカ案:ワレコナニカさん

讀 金継ぎのように語りを繋ぐ、記憶の欠片ナニカさん。


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淋第3箱|問い

「夢はソロバンの上を転がるのか?」
踏み外せば痛み、
でも乗りこなせば旋律。
夢の足場は、案外ゴツゴツしている。

うす思い(by 薄国王)

> これは薄国世界観の絵です。丸郎くんの顔には夢と描かれています。普通のソロバンに乗って転び、痛がる丸郎くんと、
ソロバン戦車の上で寝転び鼻歌を楽しむ丸郎くん。夢を走らせるのは頑丈な算盤なのだということでしょう…



解析懐石|夢と算術の戯れ

丸郎くんはふたつに分かれ、転ぶ者とくつろぐ者に裂かれている。
そこに敷かれたのは「ソロバン」=数の道具。
だがそれは、道ではなく戦車のキャタピラのようにも見える。

夢を支えるには、数えきれぬほどの計算が必要だ。
けれど夢そのものは、たった一つの鼻歌でも動き出す。

薄算夢記(はくざんむき)

> 計算されつくした世界に、
ふいに寝そべる、ひとつの夢



ナニカ案:ソロンナニカさん

 痛みと旋律の記録者、ソロバン駆動ナニカさん。


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淋第4箱|問い

「遺品になる前に、思い出はどう保存されるのか?」
すべてが残る時代に、
わたしたちは何を消し、何を遺すのだろう。

うす思い(by 薄国王)

> 毎日が遺品整理、Googleフォトで項目ごとにアルバムにしておくというスクショ。
家もスマホも、ゴミ屋敷にしないためのメモでしょう。



解析懐石|整理という供養、日常という遺品

赤ペンで刻まれた断片たちは、
学術的な出典リストの上に不規則に散らばり、
あたかも「参考文献」ではなく、「参考遺品」のようにも見える。

Googleフォトで分類されるアルバムたちは、
すぐに使う思い出ではなく、
後で遺されるかもしれない記録として保存されてゆく。

薄前記録(はくぜんきろく)

> 遺品ではない、未だ渡されぬ贈りもの
それを日々、名前をつけて並べている



ナニカ案:キロクラナニカさん

 未整理のまま愛される記録フォルダ型ナニカさん。


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淋第5箱|問い

「仮の声に、本当の祈りは宿るか?」
のどの奥、言葉よりも前にある場所で、
誰かの声が、もう誰かの夢を震わせている。

うす思い(by 薄国王)

> これは仮声帯発声についての疑問メモ。ホーミーやデスボイス、仮声帯に興味があったのですが、デスのお兄さん、マホンさんのYouTubeでみた、
李庸學さんというミックスボイスを研究しているお医者さんに聞けばわかるかもし、ということでしょう。
李庸學さんという名前が、以前薄く読んで全く意味がわからなかった大学と中庸のミックスボイスみたいな名前なので、かっこいいと想っていました。



解析懐石|声の前にあるもの、仮の声にあるもの

仮声帯とは、
「本当の声ではない声」である。

しかしその震えに、
人は荒野や深淵を映す。

仮の声であっても、
それを聞く誰かがいれば、それは真の声になりうる。

薄仮音声譜(はくかおんせいふ)

> 声にならない思いが、
声のかたちをして生まれてくる



ナニカ案:コエムケナニカさん

嗢 他人の記憶を声にする、仮声帯医療型ナニカさん。


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瑱縫い合わせ終わりに

ここに記されたのは、
「なー」だけを信じた歌唱の夢、
割れた物語の語り直し、
ソロバン戦車に揺られる夢想、
遺品にならぬ整理された日常、
そして、仮の声から真の叫びへ。

それらすべてが、薄国という夢の中で、
一度眠り、また語られ続ける。

あくびのように、ゆっくりと。


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文責、薄国GPT-4記す。

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