robita

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うすい断片

薄い断片 No.0067 迷走瞑想録──答えなき五滴の思索

第0滴:薄国王の寝言 > すべての声はミックスジュース。 モノサシは長く、時間は短く、誰かが絶望する。 宗教は暈し、阿吽はあくびであり、言葉の霧。 寝転がると世界がちょうどよくなる。 夢の奥底に ...

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うすい断片

薄い断片 No.0066|モス少し、という語が生まれた日

--- 🍃薄苔誤変換録 それはただの誤変換だった。 「もう少し」と打とうとして現れた、「モス少し」という語。変換候補に出てきたわけではない。自動で勝手に、そこにあった。 けれど、なぜか ...

ナニカコレクション

🐠 金鱗ナニカさん|ナニコレ候補生データ

--- 📛 名前 金鱗ナニカさん(きんりんナニカさん)J型ナニカフレームに宿る、音の記憶と再生の夢。 --- 📷 擬物化ビジュアル 高透明ガラス素材に、淡く青緑がかった ...

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うすい断片

薄い断片No.0065「バナナが跳ねて、金魚が笑った」

第一箱|ナニカの一歩、のような 画像の印象: 薄緑の空白に、小さく黄色い「J」のような形がぽつんと浮かんでいる。その「J」には命が宿っているかのように、ふるふると震え、少し跳ねているような描線が添えら ...

ナニカコレクション

🫧ナニコレ候補生|呑々(どんどん)ナニカさん

■分類 未確認系ナニカ候補生/擬物化+擬人化済み/幻獣的浪漫部門 --- ■擬物化ビジュアル(確定版) J型ナニカフレームの基本形を正確に保持しつつ、下部に“何かを丸ごと呑みこんだような”ふくらみを持 ...

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うすい断片

薄い断片No.0064:ツチノコという名前の「いない可能性」

辞書に載っていた「ツチノコ」の項目より > 「ツチノコ」という文字を見かけたとき、懐かしい気持ちがふっとよみがえった。会ったことはない。でも、信じていたことがあったような、そんな名前だった。  ...

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うすい断片

🪡薄い断片No.0063:金魚が泳ぐ布のなかで

コロナ禍に高齢者の方から贈られた金魚柄の布マスク > マスクが日常だった頃、ある高齢の方から手作りの金魚柄マスクをもらった。その布には、言葉にできない思いやりが縫い込まれていた。 箱①:贈与は ...

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うすい断片

🪡薄い断片No.0062:読んだか読んでないか、河童か河童でないか

『河童の日本史』という一冊の表紙から > 表紙だけで、「読んだか忘れたか」わからない本がある。河童という存在が、夢と記憶の境界線に潜んでいるように。 箱①:読書と妖怪の共通点 本を読んだかどうかを忘 ...

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うすい断片

薄い断片No.0061:へびとりし、という語の余白にて

「へびとりし」という懐かしい職業名の記述から > とある古い記録に、「へびとりし」という職業が載っていた。黒焼き、祈り、毒と薬のはざまに生きた人たちの気配が、そこにあった。 箱①:薄く獰猛な職 ...

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うすい断片

🪡薄い断片No.0060:タオルに染みる記憶の巻

「タオルソムリエ資格試験」のスクリーンショットより > ある日見かけた資格試験の案内に「タオルソムリエ」という言葉が載っていた。それだけで、布という日用品が、人生を語るものに思えたのだった。  ...